夜学会

  • 萬朝報と黒岩涙香

     明治時代の自由民権運動にとって、新聞の役割は欠かせなかった。多くの新聞が発行され、発禁になる。そんな繰り返し続いた。初期の新聞は当然ながら政治新聞だった。権力…続きを読む

  • マーシャルからグアムの日本

     1995年に再版されたヘレン・ミラーズ著「アメリカの鏡・日本」(Mirror for Americans:JAPAN)に沿って、終戦直後の西太平洋諸島の生活を…続きを読む

  • 国語・国民・国家

    今日の話は「国家とは何か」の続編になる。国語・国民・国家は明治に生まれた言葉。国が並んでおり、明治の人々がいかに国を意識していたかが分かる。国家と国民は英語のn…続きを読む

  • ワシントン閣下、即位を

     1月から、夜学会をもう一度原点に戻って整理したいと考えている。これまで「上質の国でありたい」「国家とは何か」「自由への渇望『自由之理』「三酔人経綸問答」「スイ…続きを読む

  • スイスの直接民主主義

     恥ずかしながら「レファレンダム」(referendum)という英単語を知らなかった。職場でイギリスに留学したという後輩に偉そうに聞いた。90年代の話である。「…続きを読む

  • 三酔人経綸問答を今に問う

     中江兆民の「三酔人経綸問答」を読み返した。大酒飲みの南海先生のところに、西洋紳士君と豪傑君がやってきて、三人で日本の将来を語り合う異色の作品だ。国会開設の前夜…続きを読む

  • 国家とは何か 夜学会

     江戸時代の国といえば、藩のことだった。近代的意味合いの国家という概念はなかった。四方を海に囲まれていたため、国境という観念もなかった。ヨーロッパでもフランス革…続きを読む

  • 自由への渇望「自由之理」

    ジョン・スチュワート・ミルが書いた「自由之理」(On Liberty)は自由民権活動家のバイブル的存在だった。幕府の昌平黌出身の中村敬宇が明治5年に翻訳出版した…続きを読む

  • 上質な国でありたい

    謹賀新年。今年初めの夜学会。実は今月で夜学会は10年を迎えることが分かった。始まったのは2015年1月23日だった。はりまや橋商店街で木炭を販売し始めてまだ1カ…続きを読む

  • 自由民権記念館の指定管理者問題 夜学会

    12月高知市議会で市民クラブの岡﨑豊氏と私が追求した指定管理制度の形骸化について、高知新聞が同様の問題意識で記事化してくれた。 10月、高知市はシダックス・グル…続きを読む

  • 血に染まった選挙 夜学会

    佐川町斗賀野の白倉神社に野地騒動と題した絵馬が奉納されている。絵馬には、明治25年1月29日早朝、自由党斗賀野支部を国民派(政府よりの政党)が警察官とともに襲撃…続きを読む

  • 断末魔の岸田政権 夜学会

    「安倍派、裏金9000万円超議員も」。7日の高知新聞一面トップの記事には誰もが驚いただろう。自民党のパーティー券問題には検察も動き出した。パー券疑惑は安倍派、二…続きを読む

  • トリガー条項は解除されるか 夜学会

     ガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」の凍結解除に関する協議が本格化してきた。トリガー条項とは、総務省が毎月発表しているガソリンの全国平均小売価格が3カ月…続きを読む

  • 賀川豊彦の反戦思想 夜学会

    「関東大震災100年事業 賀川豊彦とボランティア」というプロジェクトが東京で始まりました。今日の表題はまた違った角度から賀川豊彦を再検証するものです。 僕が所属…続きを読む

  • 先生の重荷となっている余剰時数

     11月22日午後8時から、第3回「教職員と議員のつどい」がZoomで開催された。テーマは学校教育における「余剰時数」という問題。普通の人にはあまり聞きなれない…続きを読む

  • 企業は最高益、GDPマイナスの怪 夜学会

     内閣府が発表した2023年7-9月期の国内総生産(GDP)は、物価変動を除く実質で前期比0.5%減、年率換算は2.1%減だった。1-3月期は3.7%、4-6月…続きを読む

  • 給食の歴史 夜学会

    夏ごろからオーガニック給食に関わってきて、ひょっとして世界の給食は日本から生まれたのではないかと考えるようになったが、実はそうではなかった。ヨーローパなどは10…続きを読む

  • オーガニック給食アラカルト

    10月26日、27日と四万十市の学校給食、30日は武蔵野市の学校給食現場を視察した。選挙公約で「オーガニックな学校給食を」と訴えた。7月には高知県内でオーガニッ…続きを読む

  • イスラエル・ガザ戦争 夜学会

    10月7日、ハマスによるイスラエルへの大規模な奇襲攻撃が始まった。西側陣営は一斉にイスラエル支持を打ち出した。ウクライナに次いで再び火薬庫の日が吹いた。背景に何…続きを読む

  • 台湾の総裁選挙2024 夜学会

    台湾の総裁選挙が来年1月行われる。1990年代、李登輝氏が民主化のきっかけとなる国民選挙による総裁選を決断してから8回目。台湾は民主化して四半世紀以上の経験を積…続きを読む