民主主義
-
植木枝盛の国憲按と日本国憲法
終戦の日が過ぎた。再び、自由民権を語りたい。高知県の歴史家、公文豪氏の「植木枝盛憲法草案と日本国憲法」と題した自由民権記念館友の会ブックレットに、植木枝盛の憲法…続きを読む
-
山嶽社でイベントを、自由民権の名所に
自由民権運動が土佐の地で産声を上げたのが1874年。150年前のこと。日本中で維新政府に対する不満が渦巻き、武装蜂起まで起きる中、言論の府、議会設立の狼煙を掲…続きを読む
-
犬養を失って日本は焦土と化した 夜学会328
「狼の義 新 犬養木堂伝」。1931年、満州事変によって崩壊した第二次若槻首班の後継者として首相に就任した。就任直後、萱野長友を国民党政権に密使として派遣、両政…続きを読む
-
そして民権の板垣が残った 夜学会325
明治初期、維新に貢献のあった大村益次郎(兵部太輔)、横井小楠(参与、制度局判事)、廣澤真臣(参議)、民部大輔)が相次いで暗殺された。征韓論の後、岩倉具視(右大臣…続きを読む
-
職業としての政治 夜学会324
マックス・ウェーバーの「職業としての政治」を読んだ。難しい本だったので、姜尚中(カン・サンジュン)氏に解説してもらおうと思う。共同通信の連載「政治の器量」で4年…続きを読む
-
独自の議会をつくってしまえ! 夜学会323
先週、高知城歴史博物館で、「自由民権運動のなかの土佐派」という講演があった。慶応大学准教授の松沢裕作氏の話が面白かった。そのまま著書「自由民権運動」を読んだ。…続きを読む
-
自由民権の申し子、植木枝盛 夜学会320
「自由は土佐の山間より出ず」と書いたのは植木枝盛。もう一つ「東洋大日本国国憲按」を24歳にして書き上げ、憲政史上にその名を残した。11歳から致道館に通い、17…続きを読む
-
国語・国民・国家 夜学会317
今日の話は「国家とは何か」の続編になる。国語・国民・国家は明治に生まれた言葉。国が並んでおり、明治の人々がいかに国を意識していたかが分かる。国家と国民は英語のn…続きを読む
-
ワシントン閣下、即位を 夜学会316
1月から、夜学会をもう一度原点に戻って整理したいと考えている。これまで「上質の国でありたい」「国家とは何か」「自由への渇望『自由之理』「三酔人経綸問答」「スイ…続きを読む
-
スイスの直接民主主義 夜学会315
恥ずかしながら「レファレンダム」(referendum)という英単語を知らなかった。職場でイギリスに留学したという後輩に偉そうに聞いた。90年代の話である。「…続きを読む
-
三酔人経綸問答を今に問う 夜学会314
中江兆民の「三酔人経綸問答」を読み返した。大酒飲みの南海先生のところに、西洋紳士君と豪傑君がやってきて、三人で日本の将来を語り合う異色の作品だ。国会開設の前夜…続きを読む
-
自由への渇望「自由之理」 夜学会312
ジョン・スチュワート・ミルが書いた「自由之理」(On Liberty)は自由民権活動家のバイブル的存在だった。幕府の昌平黌出身の中村敬宇が明治5年に翻訳出版した…続きを読む
-
上質な国でありたい 夜学会311
謹賀新年。今年初めの夜学会。実は今月で夜学会は10年を迎えることが分かった。始まったのは2015年1月23日だった。はりまや橋商店街で木炭を販売し始めてまだ1カ…続きを読む
-
自由民権記念館の指定管理者問題 夜学会310
12月高知市議会で市民クラブの岡﨑豊氏と私が追求した指定管理制度の形骸化について、高知新聞が同様の問題意識で記事化してくれた。 10月、高知市はシダックス・グル…続きを読む