高知市議会の控室に、社民党の機関紙「社会新報」が届く。愛読しているのは佐高信の連載「視点」である。4月25日号のタイトルは「生活の知恵壊す暴走族」。2000年に参院の憲法調査会で参考人として話した内容が紹介されていて面白かった。

 1985年の自民党綱領を制定する過程で、渡辺美智雄氏が憲法について次のように話したそうだ。「気が進まない女房を親やまわりに押し付けられた。いつか代えよう、いつか代えようと思っているうちに40年も経ってしまった。見直してみるといいところはある。第一、40年大過なくやってきた。いい子もつくってくれた。何よりも40年間に自分もなじんでしまった。むかし、代えようと思っていた気持ちもだんだん変わってくる」佐高さんこの渡辺美智雄の話について「見事な現実政治家の感覚だと思いますけれど、ここに集まりのみなさんがこの渡辺美智雄さんのような良識をぜひこの会で見直していただきたい」と締めくくった。

 なごんだ雰囲気を壊したのが当時、まだ若かった世耕だった。「私は先輩たちのそういうあいまいな部分も変えたいんです」と発言したそうだ。