賀川豊彦
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【賀川豊彦セレクションⅩ解説】その流域
『その流域』は賀川豊彦のふるさと、阿波を舞台にした唯一の小説である。徳島県南部、高知県との県境に近い那賀川の流域は徳島県でもマイナーな地域である。那賀川は200…続きを読む
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【賀川豊彦セレクションⅩ解説】雲水遍路
『雲水遍路』は賀川豊彦の単なる旅日記ではない。二度目のアメリカの旅は単なる感傷の旅ではなかった。求められるままにアメリカに台頭しつつあった東洋人に対する差別政策…続きを読む
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【賀川豊彦セレクションⅩ解説】キリスト山上の垂訓
はじめに 賀川豊彦セレクションをつくろうという議論が起きてから3年以上が経つ。当初は賀川豊彦ゆかりの東京、神戸、徳島など5つの賀川記念館を中心に編集委員会を…続きを読む
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『賀川豊彦セレクション Ⅹ』出版 記念会
Think Asia Think Kagawa『賀川豊彦セレクション Ⅹ』出版 記念会平成26 年 5 月 22 日一般財団法人国際平和協会 国際平和協会は4月…続きを読む
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「Cosmic Purpose」を出版
敬愛するアメリカ人のヘイスティングさんが「Cosmic Purpose」を出版した。 何を隠そう、賀川豊彦の『宇宙の目的』の英訳だ。今、僕はその『宇宙の目的』…続きを読む
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愛することと別離について 賀川一枝
一緒に仕事をして、結婚して、30年が経った。意見の違いからのポジティブなケンカは山ほど、一緒に歩む目的が見えなくなってネガティブな別れ話も何回か経験した。 そ…続きを読む
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身近な者を幸せにするということ 賀川一枝
愛について考えるとき、私はどうしても身近な存在に下りていってしまう。世界の平和を祈る前に、すぐそばにいる人を幸せにするところから始めなくてはと思うからだ。 愛…続きを読む
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「共に生きるために」アジア学院から教えられたこと 賀川一枝
中学生のとき、地区のキリスト教会が合同で企画したワークキャンプに参加した。 多感な年頃の友だちや尊敬できる先輩と出会って夢中になり、社会奉仕に打ち込んでいい気…続きを読む
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スコットランドでの賀川豊彦再発見
船井幸雄氏のサイトで「リレーでつなぐハートの話」で「スコットランドでの賀川豊彦再発見」を投稿した。萬晩報ですでに掲載したコラムを少しだけ書き換えたものである。…続きを読む
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機関誌「国際平和」2013秋季号の巻頭言
アメリカはまた戦争を仕掛けるのか。8月、シリアが自国民に対して化学兵器を使用したという疑いが浮上し、アメリカはサダト大統領に対して懲罰的攻撃をすると予告した時…続きを読む
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『柘榴の半片』の校閲を終えて
一昨年前から、賀川豊彦セレクションの発行に取り組んでいる。古本をスキャンしOCRをかけてテキスト化する作業は20冊ほどに及んでいるが、なかなか完成しなかった。…続きを読む
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Not by myself by Fletcher Jones
2013年の春、神戸の賀川記念館にオーストラリアで大手衣料品業を打ち立てた故フレッチャー・ジョーンズ氏の長男からジョーンズ氏の著作「Not by myself…続きを読む
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賀川豊彦の二等国論 『雲水遍路』から
ニューヨークから船出して、ノルウェー、スウェーデンへ行くと、気分は一変する。 私はまずノルウェーへ行って、オスローで開かれた万国日曜学校大会に出席した。これに…続きを読む
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雨に咽ぶ、ヴェルダン 賀川豊彦・雲水遍路より
第一次大戦で独仏は信じられないほどの消耗戦をヴェルダンで戦った。不毛の殺し合いがEU誕生につながったのだとしたら悲しい歴史となる。しかし、われわれ東洋の人々は…続きを読む
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霖雨 賀川豊彦(小説『壁の声きく時』から)
三 音をたてて霖雨が降りしきる。 天は惜しげもなく、真珠の玉や、水晶の玉を下界へ投げつける。それが五色に塗ったように輝いている貧民窟の瓦屋根の上で砕ける。…続きを読む
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武内勝が神戸で生み出した日本の失業保険
日本で失業保険が誕生したのは神戸市である。そしてそれをつくったのは賀川豊彦の弟子の武内勝であることはほとんど知られていない。武内方式がやがて東京市でも採用され…続きを読む
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ノンキ者のノンキ話 賀川豊彦
賀川豊彦の著作集である『賀川セレクション』を編集である。10冊にしようか20冊にしようか迷っているが、必ず入れようと思っているのが『星より星への通路』というエ…続きを読む
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賀川豊彦が目指したコスモ(綾部市講演)
「国際平和と協同組合-賀川豊彦が目指したコスモ」 日時:2013年3月29日(金)場所:綾部市講師:伴 武澄(財団法人国際平和協会会長) 賀川豊彦の運動は貧困問…続きを読む
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書評『石ころの生涯』清水安三著
昨年10月30日、木浦のオモニと韓国の人々から慕われた田内千鶴子の生誕100年記念行事が千鶴子の故郷高知市と木浦であった。竹島を巡る確執が日韓の軋轢を生む中で…続きを読む