高知

  • 土佐山日記19 山仕事のアミューズメント

     火曜日の授業は「会社」とつくるというブレーンストーミングだった。土佐山を拠点に何ができるか、3チームに分かれて考えた。僕らのチームは「猪竹山水舎」という名前の…続きを読む

  • 土佐山日記18 ほとばしる

     土佐山に来るまで水がこんなに美しいものだと思わなかった。金曜日、炭焼きの火入れの前に炭小屋の近くを散策した、段々畑の真ん中に巨石があって、そばを何の変哲もない…続きを読む

  • 土佐山日記17 山の殺生

     罠にかかり鉄檻に捕らえられた子イノシシは我々を見ると、何度も鉄柵に猛進する。その度にガシャン、ガジャンと鈍い音をさせ、鼻の上部から鮮血をにじませた。まもなく、…続きを読む

  • 土佐山日記15 『半農半X』

     土佐山アカデミーの講義で『半農半X』の著者、塩見直紀が京都の綾部から来てくれた。面白いのは出版元が廃業して絶版となったため、自ら田舎に出版社を設立して再版した…続きを読む

  • 土佐山日記16 炭焼き

     今日は旧暦の七夕。堪ちゃんが旧暦の七夕は晴れて土佐山では天の川が見えると言っていた。 一昨日と昨日は高川公民館近くの炭焼き小屋で炭焼きの準備。炭焼きクラブの人…続きを読む

  • 土佐山日記14 エネルギー自給村

     土佐山で小水力発電の計画が浮上している。5月に高知新聞が一面トップで書いていたから記憶のある方も少なくないと思う。鏡川の支流である高川川の上流地点に格好の発電…続きを読む

  • よさこい 最高潮(朝日新聞)

     今年のよさこい国際交流隊には高知工科大学が招待したYosakoi summer seminarの大学生たち28人が参加した。中国瀋陽工業大学、タイの日泰工業大…続きを読む

  • 土佐山日記13 よさこい踊り

     よさこい踊りのシーズンがやってきた。ここ数年は山中千枝子さんという元越知町の小学校の校長先生が主宰する「響よさこい国際交流隊」で踊っている。今年は辞めようと毎…続きを読む

  • 土佐山日記12 暦と自然

     7月27日(金)。前回の日記から一週間が経った。今週は安芸市の山奥の土佐ジローの里を訪ね、株式会社相愛の会長でもある高知工科大学の永野正展教授のインタビューが…続きを読む

  • 土佐山日記11 哲平と由美

     7月20日(金)。朝から晴れている。夏空になりそうだ。昨日は長躯車を走らせ、旧物部村谷相を訪れた。常滑から移り住んだ陶工の小野哲平さんと布作家の早川由美さんが…続きを読む

  • 土佐山日記10 杉本バー

     7月19日(木)。昨夜来の雨が続いた。土佐山の雨はというより高知県の雨の降り方は凄まじい。雨粒が跳ね返って下からも雨が降るという感じである。その昨夜は菖蒲とい…続きを読む

  • 土佐山日記9 虫送りと屋号

     7月18日(水)。村の野菜などを売っているバルという小さな店で昼ご飯を食べていると、アカデミーの内野さんもやってきた。四国地方は梅雨明けだと聞いた。ここらでは…続きを読む

  • 土佐山日記7 アクアポニック

     7月13日(金)。今日は土佐山の人たちが僕ら受講生を歓迎してくれる宴会が午後6時からある。それまでになんとか日記を仕上げたいと思って書き始めている。 今日の授…続きを読む

  • 土佐山日記6 配られた日記帳

     7月10日(火)。オリエンテーリングの時、スタッフの山本堪さん、ぼくらはもう堪ちゃんと呼んでいるのだが、その堪ちゃんが手作りの「土佐山日記」をみんなにくれた。…続きを読む

  • 土佐山日記5 ヤギを飼いたい

     7月9日(月)。受講生の一人に東京から夫婦で土佐山にやってきた高田さんがいる。ある日Facebookに「ヤギを飼いたい」と書いた。「草刈り→ヤギが食べる→エネ…続きを読む

  • 土佐山日記4 散髪のため山を下りた

     7月7日。七夕。散髪のために山を下りた。いつも行く上町の北山理容室で髪をつんでもらいながら(ちなみに、高知では髪をつむと言う)土佐山の話をした。 昨日、生ゴミ…続きを読む

  • 土佐山日記3 神祭

     7月6日。土佐山に居着いて5日目。正確に言えば、昨日のことであるから4日目である。村にとって年に二度の大きなお祭りがあった。ここでは神祭(じんさい)という。ア…続きを読む

  • 土佐山日記2 森林の価値

     7月5日。台湾から鄭さんが高知に来るというのでいったん山を下りて高知市内で妻と一晩接待した。5月に台南市の烏山頭ダムで行われた八田與一の70年目の慰霊祭に参加…続きを読む

  • 土佐山日記1 山の朝

     7月4日(水)朝6時、山には霧がかかっていたが、6時半、山のかなたに太陽が差し出し青空が山の上に広がった。山の朝だ。2日前から住んでいる家は高川川が鏡川に合流…続きを読む

  • 自由民権から孫文革命に走った和田三郎

     土佐山の存在が気になったのは、和田三郎の名を知ってからである。昨年夏、土佐に生まれ孫文の革命に尽くした萱野長知を描いた『萱野長知研究』を読んでいるうちに、土佐…続きを読む