環境と生活、そして農業  

Yorozubampo

 萬晩報はがちがちの環境派ではない。日本政府が主張するように農業もまた環境をまもる大きな役割をはたしていると思う。萬晩報の視点が既存のメディアと違うのは、だからといって世界的コスト競争力とかけ離れた日本農業を存続させるべきどと思わないことである。

  一方で、盲目的な国産農産物への信奉への警鐘を鳴らすことを忘れない。なにしろ日本の農業は先進国の農業のの30倍もの農薬をまきちらして「輸入物は危ない」と言い続けているのだ。

  エネルギー問題でも同じである。OECDやサミットが提唱するように経済成長を無視したかたちの環境問題の取り組みは成り立たないと思うし、環境運動家の一人芝居で終わるはずだと考える。だからといって電力会社や通産省が主張し続ける新エネルギーの採算性の低さも信じていない。

  車とか生活用品がファッションやステイタス、あるいは遊びとして成り立つように、風力や太陽光発電だって経済的に成り立つのだと考えたい。ファッションや遊びから入って大量生産につながれば、近い将来、原発どころか火力発電のコストを下回る可能性だってあるのだと信じている。(1999年12月01日)

2000年04月28日(金) 加速する住宅用太陽光発電の普及 雨漏り実験室の「チャ」
2000年04月12日(水) 木を切る日本の人々 松島 弘
2000年03月29日(水) 燃料電池市場に動き始めたガリバー 園田 義明
2000年02月26日(土) 【読者の声】ハイウエーからフリーウエーに 中野 有
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1999年11月09日(月) 海をわたった5000人の農業青年 伴 正一
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1999年07月26日(月) 発電余力を持て余す素材産業?
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1999年05月22日(土) サマータイムに欠ける日照時間の議論 小関 雄二
1999年04月26日(月) アメリカにおけるサマータイムの効用
1999年01月10日(日) 理念としての環境、農業そして五族共和

1998年10月23日(金) 軽油を農漁業用にA重油として売ってきた日本の税制
1998年08月07日(金) コメ輸入解禁のため操作された可能性のある93年の作況指数?
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1998年05月09日(土) 【読者の声】5月4日号「ペットボトルで毎年1兆円を捨ててきた日本人」
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1998年03月18日(水) 吉野川のアユを助けるためにバケツ汲みした高松市民
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