高知市広報広聴委員会のやりとり
10月11日、高知市議会の広報広聴委員会が開かれた。「広聴」だから広く意見を聞かなければならない。そんな問題意識から、「市民の声を直接聞く会」をなんとか開こうという前向きのやりとりが交わされた。高知市議になって半年、議員同士が初めて意見を交わした場だ。こんなやりとりは常任委員会でも本会議でも一切ない。本来、こうして議員同士が意見を戦わせて、物事を決めていくのが議会の役割であるはずだ。議会事務局が議論をテープ起こししてくれたので、参考に掲載したい。
各会派の意見を受けての委員長の意見
高木妙委員長 いま私が考えてみると、 この10月は、 国政の選挙もあり、 11月は市長選、 知事選がある。 結果がどうあれ12月議会は開かれます。
新市長か現市長か決まった市長の元で12月議会が開かれるので、市政としてはいろんな動きが、 12月には見られるが、 そこを踏まえての、 傍聴を呼びかけるっていう一つの御意見だと思いますし、そこは一旦過ぎたら3月識会までの間に何かできるのではないかという。今年度せっかく広報広聴委員会ができたので、 何かしたいなっていうのは委員長としての思いです。
意見を言いたい人がおったら 例えば 短い時間だから 3人ぐらいだったら! で受け付けますよと 事前に言うてくださいみたいな、 1人10分とか15分とか。その出たことについて誰かが答えるという 1時間ぐらいを想定した、まずは何か足かけの一つをやってみるというのもいいと思います。
初めの一歩だから まずは言いたい人の意見を聞いてみるっていうのも一つの手だと思うし、来年度からはせっかく若者のとかいろいろこう出ているので そこにターゲットを絞ったものを当初に計画を立てて提案してみてもいいようには思うんです。
せっかく積極的な御意見を出していただいたので、 12月議会を傍聴してください、 そして広報広聴委員会としては2月頃の開催を考えておりますということを、まず代表者会に諮っていただきたいですし、 そしてそのタイムどおり、 締切りに間に合うように告知を、 まず議長のほうとしていただけますか。
2月の意見交換会についての意見
伴武澄委員 別に土日でなくたって、 夜6時半とかね。
浜口佳寿子委員 働いている人だったら土日がいいっていう方も まだ子育て中とかあるかもしれないと。
藤木真由美委員 2月に行うものは何ですか。出前広聴会ですか。
高木妙委員長 出前広聴会みたいなものを市民の意見を聞く、 言いたい人の意見を聞いてみるという。まずはテーマを、絞らないで市に物言いたい人はおるはずなので、市長選の後から、いろんな政策についても言いたい人はいると思うので。 ただし、 時間を、どうでしようね10分とか15分でしょうかね。10分ぐらいやないと5人もできんですよね。最初の会やから1時間ぐらいで。 市民の方も言いたいこと言うたら10分くらいかかるし、それに答えよったらかかる。 1人の枠を例えば15分枠にしても、言って答えて15分枠にしても4人しかできない。
藤木真由美委員 タウンミーティング的な形でするということですか。絞って、意見を言う人を決めて。
高木妙委員長 意見を言う人を先着順で受け付けるとか。
伴武澄委員 4人にしましょう。 抽せんしますと。
浜口佳寿子委員 来た人が誰でも言えるっていう場はつくらないということですか。
高木妙委員長 つくらない。初めだから、言いたい人、手挙げ方式ですよ。先着順 で4名とか抽せんとか、そういうことで今回は選ぶというルールを決めておいたらどうでしょうね、事前に受け付ける。こういう会をしますをまず一報でしょう。次に何かの方法で言いたい人、 意見のある人は事務局で受け付けます。4人以上来た場合は 抽せんしますぐらいのことを決めちょって、どんな意見が 出てくるか分かりませんので、まるで分からんけれども、 そういうところからまずスタートしてもいいのではないかな と思うんですが、
浜口佳寿子委員 参加者、それ以外にもたくさん参加してもらいたい。
高木妙委員長 聞きに来る人は何でもええわけで、言いたい人は100人も千人もおると思います。いっぱいおると思うので、 まずは初めの一歩やから 4、 5人程度で 小さいかもしれないけれども 今までやってないわけですから市議会として それを まずは一歩っていう。
岡崎邦子委員 こちらは誰が出るんですか。 市民の方と広報広聴委員会。
高木妙委員長 全員が出ます。答弁者をそのときに決めないかんので、例えば委員長さんであったりとか 議長であったりと議会ですよ。執行部は来ませんから 答えるのは。議会が答えるようになると思いますので。
岡崎邦子委員 じゃあ、ある程度質問事項だけお聞きはできるでいいですよね。
高木妙委員長 手を挙げた人に、 言いたいような内容を一応聞いておかないかんということになります。
伴武澄委員 その分野を知っておかないとね。
上田亜矢子委員 この議員側は誰が出席するんですか。
高木妙委員長 広報広聴委員会は全員出ます。その場合に答えを出すのは 各常任委員会の委員長とか議長、副鏃長だと思います。議員は全員行ってお話を聞けたらいいと思います。そこも、11月、 次のときに具体的に決めましょう。
上田亜矢子委員 これは初めての試みですよね。
高木妙委員長 そうです。
上田亜矢子委員 誰が答えるのかとかも。
高木妙委員長 決めんといかんですね。
上田亜矢子委員 司会とかも決めんといかんですね。
来年度以降についての意見
浜口佳寿子委員 来年度以降どうするかみたいなことは、 今後検討していくんですか。
高木妙委員長 今年中に決めなきゃいかんと思います。 3月までに。
浜口佳寿子委員 例えば、 視察に行くかどうかとかいうことも早めに決めておかないと、 準備もあるし、来年度以降の、どういうことを、どういう流れでしていくかとかも決めておいたほうがいいと思うので。
高木妙委員長 分かりました。次のときには、 2月に開催をするという前提での内容と、令和6年度の取組について、 長期のことを、 一旦、計画しましょうか。 二、 三回できる程度にしましょう。 視察も併せて、次のときにはたくさん決めましょう。
伴武澄委員 御意見箱じゃないけど議会としてつくれないのか、 下に入り口に。 よくあるじゃないですか。 市長への意見を設置してる役所はいっぱいあるでしょう。
高木妙委員長 そしたら例えばそういうのを設置をしたら、来年度その意見箱に入ったことについて広報広聴委員会をやるとかっていうようなことにも繋ってはいきますね。
伴武澄委員 絞りやすいというか。その方を呼んで聞くとかね。
高木妙委員長 それも今後の検討の中に入れて、来年度に向かって実現できるような方法があるかどうか、それも次のときに決めましょう。