30日の総選挙で民主党が大勝した。明けて翌31日、職場に出て真っ先に話題になったのは、衆院議員の任期の問題だった。衆院が解散された時点で、衆院議員は全員失職しているはずである。首班指名のための特別国会は9月16日に開かれることになったのだが、当選した人たちはそれまでは議員ではないのか。
 ウィキペディアの「国会議員」の項目では「任期は4年であるが、解散の場合には期間満了前に任期は終了する。衆議院議員の任期は総選挙の期日から起算するが、任期満了による総選挙が衆議院議員の任期満了の日前に行われたときは前任者の任期満了の日の翌日から起算する」とあった。
 職場では、「当選証書をもらう日」とか「特別国会招集日」とかという説があったが、そうなのだ。今回は解散総選挙だから、任期は31日からということになる。
 開票で当選決定が日付を超えて1日未明となったとしても31日が起算日となるのだ。
 なぜ、こだわるのかというと、仮に今回の衆院議員が任期満了で次の総選挙を迎える場合、「任期4年」の起算日が不可欠となるからなのだ。
 結論的に言えば、衆院で民主党が過半数となっても、内閣は次期政権が誕生するまで現行内閣が執務することになる。万が一戦争が起きたら、現内閣が臨時国会を召集して”参戦”を決めることになるのだろうと思う。(伴 武澄)