2日の主要紙のアンケートで鳩山由紀夫首相への期待度は朝日新聞が74%と最も高かった。共同通信と読売新聞が71%で並んだ。4年前の小泉純一郎首相並みの人気である。あまり期待度が高いと、その後の失望につながりかねない。とにかく予算の組み方から自前の方法でやるというのだから、もくろみ通りにいか ないことも少なくないはずだ。
 ただこの鳩山政権で特徴的にいえることは、マニフェストで4年間に実行すべき課題が網羅されているということである。国民にたたき込まれた数多くの公約は必ず実現される運命にあるからやりやすいといえばやりやすいのかも知れない。
 ただ日本国の政治が長年使い込まれた自民・官僚の数々のソフトを民主・脱官僚型にフォーマットする必要がある。フォーマットが出来ないのであれば、有権 者はただちに民主離れを起こすはずであるが、今回の場合、アップロードしたばかりの初めて使う基本ソフトであるから、普通に操作できるようになるには相当 時間がかかりそうだ。