総務省が16日発表した人口統計では老人人口の急増ばかりが話題になっているが、発表資料を詳細にみるとおもしろいことが分かった。大都市圏以外で人口が増加している自治体はないのだが、唯一沖縄県だけが突出している。0.6%の増加率は日本で一番高いのだ。
 ウィキペディアで調べると沖縄県の人口は戦争で激減するが、その後、急角度で増えている。2倍以上である。県の総人口もも高知県並みだろうと想像していたが、あにはからんや、140万人にも及ぶというのだから、驚いた。
 この10年で10万人以上が増えているのは、沖縄への移住熱もあるふぁろうが、基本的には出生率の高さが大きい上に、就職のために沖縄から出て行く人口も高知などと較べて少ないことが原因していると思われる。
出生率については以前に下記で書いたことがある。
http://www.yorozubp.com/0407/040726.htm
 沖縄県は平均年齢で日本で最も若い。14歳以下の比率が日本一高く、65歳以上の高齢者の比率も日本で一番低い。日本全体の人口動態とまったく違う傾向を示す沖縄県というところをまじめに研究する必要があると思った。