スイスに拠点を置くビジネススクール・国際経営開発研究所(以下、IMD) が6月20日発表した「世界競争力ランキング2023」によると、日本は調査した64カ国中、過去最低の35位という結果となった。インドネシアにも抜かれるという悲しい結果となった。1996年に書いた「日本がアジアに敗れる日」(文藝春秋社)を読み返してみると「1993年まで8年間首位だった日本は、94年に3位、95年に4位と順位を下げ、96年も4位にとどまった。シンガポールと香港のアジア勢に抜かれた。96年では、企業経営と科学技術では2位と評価されたが、競争力政策では21位と途上国並み。国内マクロ経済の力強さも5位だった」と書いてある。

アジア太平洋地域各国の状況と比較すると、日本の競争力の凋落ぶりが顕著に見て取れる。アジア太平洋地域での1位はシンガポール(総合4位)で、台湾(総合6位)、香港(総合7位)と続く。さらに、日本より上位には、マレーシア、タイ、インドネシアと新興国が名を連ねる。日本はアジア太平洋地域での競争力において14カ国中11位という、もはや“下から数えた方が早い”という結果になった。