高知市議としてのデビュー戦、個人質問は21日午前10時からと決まった。昨日、本会議後に抽選があり、順番が決まった。早速、というより、すでに課長クラスの人が僕の質問担当となることが告げられていた。個人質問について聞き取りが始まり、昨日何回もやりとりがあって、質問要旨が「送られてきた」。担当者には、「質問者は自分なので、質問状をつくるのは自分の役割である」ことを強調しているが、担当者にとって、「質問要旨」をつくることが「仕事」であることに疑いがないのだ。この「質問要旨」をもとにこれから僕の質問に対する「回答づくり」が始まっているはずだ。市議の質疑ってこうやってすべて「管理」されてきたのだ。

以下は小生が作成した質問要旨である。

質問通告
市民クラブ 伴武澄 2023年6月15日

① 水道民営化について
・高知市の水道は将来、民営化しないか。約束できるか。どう担保するのか。条例化できないか。(市長)
・ヴェオリア・ジェネッツへの業務委託はいつから。何をやっているのか。外資企業であることは知っていたか。(水道管理者)
・委託料はいくら。この10年で委託料は上がったか。(水道管理者)
・高知営業所の住所は?公的施設内にあっていいのか。(管財担当部長)
・13年を経て、どういうメリットあったか。(水道管理者)
・それを検証した経緯はあるか。(市長)
② 公共交通機関について
・市議選で「200円区間を月2回往復すれば、現在の経費を賄える」と主張したが、間違っているか。(担当部長)
・休日の無料サービスやワンコイン・サービスはよかった。市長のアイデアだったのか。得られた果実は何だったのか。(市長)
・市民クラブが実施した市民アンケートでは「乗らない」と答えた人が8割。乗り慣れてもらうために、ワンコイン・サービスは今後も続ける必要があると思うが。(市長)
・高知市にはJRを除いて「とさでん交通」しかない。公営なのか民営なのか。世間では天下り企業だと揶揄されている。(担当部長)
・都市にとって不可欠な存在と考える。フランス中心に「ライフライン」の一つと位置付けている。高知市はどう考えるか。(市長)
・国道・県道・市道の維持管理と公共交通機関の位置づけはどう違うのか。(市長)
・運営費用はどうあるべきか。(市長)
・運転手不足によって便数を減らさざるを得ない状況をどう考えるか。賃金が低すぎる状況をどう考えるか(担当部長)
③ オーテピア西敷地について
・オーテピアの西敷地ではないか。オーテピアの付属地だとしたら開発の方向性が分かりやすくないか(市長)
・コンセプトを描くにあたってコンサル会社への丸投げではなかったか。(担当部長)
・プロポーザルの中で「広場機能」「家族機能」「観光」が必須だったが、2500平米の敷地のうち500平米では「広場」といえないではないか。(市長)
・所管が商工観光部になっている理由は。「広場機能」「家族機能」を重視するなら、部署が違う気がする(担当部長)
・公園と広場の違いは。(みどり課)
・暫定使用案も浮上している。わからない訳ではないが、暫定期間をあらかじめ決めないと長期化する恐れがある。(市長)
・今後もプロポーザル方式をとるのか。いつまでに決めるのか。(市長)
・どのようなコンセプトを打ち出すのか。
・かつて神宮外苑は国民の寄付と勤労奉仕によってつくられた。西敷地にも同じような考えを導入できないか。(市長)