FaceBookを初めて10年を超える。初めてまもなく高知新聞の友人たちが「高知お客」というスレッドを立ち上げ、瞬く間に1000人を超える仲間ができて、ホテルで何回かオフの会まで開催することになった。だが、期待した交流の場が、自己宣伝の場に変質するのに時間はかからなかった。そして心ある人はそのサイトから離れていった。

自分自身も発信の場にFBを利用するようになった。ホームページのurlをコピペすると、写真とそのタイトルが反省するのが便利だった。しかし、すぐに実は面白い写真や数行の文章しかみられていないことに気付いた。いいねのボタンは数多く押されるのだが、肝心のホームページのurlにはたどり着いていないのだ。ホームページへの誘導手段としては利用価値が小さいのだ。

そりゃそうだろう。友達がFBをアップするたびにスマホがピッピと鳴る。スマホを開く頻度が半端でない。多くの人はただ、「いいね」を押すだけとなる。友達が多ければ多いほどピッピの頻度が高まる。人間の時間には限りがある。

FBからすれば、スマホが開かれるたびに広告が掲載されるのだから、広告収入はうなぎのぼりとなる。だが、広告主からすれば、読まれない、見られない広告に広告料金を支払わなければならない。それはあまりに理不尽だ。

利用者にとっても、広告主にとってもアキが来るのは時間の問題だと思っている。2030年までFBが生き残るとは思えない。