菜種の驚異 夜学会049
今週の夜学会は第52回目6月10日(金)午後7時から
土佐山七厘社の事業というほどではないが、鏡村でお世話になっている植田さんという長老に「伴さん菜種油を絞ってみんかね」といわれ、がぜん植物の種に興味を持ち始めた。まず種は次の世代の発芽に必要な栄養素をすべて持っている。だから、米が日本列島に渡来する前の縄文人たちはドングリ類を主食にしていた。種は栄養満点なのだ。多くの鳥類は木の実、つまり種を主食にしている。ドングリを食べているイベリコ豚がうまいのは当然の話なのだ。イベリコ豚の話を植田さんに話すと「道理でドングリを食っているイノシシが美味いというのはそういうことか」と妙に感心してくれた。さて、菜種は約200坪ほどの植田さんの土地に生えていた。種を採取するとなんと30キロもとれた。昨年栽培した餅米の収穫と較べて遜色のないことに驚いた。さて、油はまだ絞っていないが、どれほど取れるのだろうか。興味津々である。