デンマークに学ぶ

僕は高知での夜学会でしきりにデンマークの話をしている。面積は九州ほど、人口は500万人で北海道程度。小さいけど自力更生の力量を発揮している。なんでも「No1」になりたがる日本と違って、「違うこと」を誇りにする。150年前に、プロシアに酪農地帯のホルスタイン地方を奪われたとき、デンマーク人は今のユトランドを一から開拓した。ほとんど不毛の地に植林を始め、50年後には気候まで変わってしまい、酪農王国を復活させた。いまでも製造業はほとんどない。チーズだとかバターを輸出して世界有数の豊かな国となっている。北海道が本気でやれば、もっともっと豊かになれるはずだ。

1980年代初頭、すでにエネルギーの自給を始めた。風力発電である。20年で電力の半分を風力で賄えるようになった。1986年、原油価格が急落した時、下がった分を税金で徴収して自然エネルギーへの投資に充てた。結果として、風力発電機のメーカーも大きくなり、輸出されるようにもなった。

日本人はもっとデンマークに学ぶべきだと思う。

伴武澄 について

新聞記者を定年退職後、高知市へ帰り、旧鏡村でシイタケとクレソンを栽培しながら、はりまや橋商店街で毎週金曜日に露天を商い、その夜に「夜学会」を開催するスーパーおじいさん。
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