現代の夜学校を広げよう 信濃毎日新聞社説

二週間ほど前、信濃毎日新聞の丸山さんから携帯が鳴り、夜学会について電話取材を受けた。その前に丸山さんら共同通信社加盟紙の論説委員長たちが高 知新聞で会議をしたついで金曜市の露店を訪れてくれて、夜学会の話をしたのがきっかけだ。ありがたいことに12月6日の社説で僕らの夜学会のことを取り上 げてくれた。
http://www.shinmai.co.jp/…/20151206/KT151201ETI090006000.php

 高知市中心部にある「はりまや橋商店街」。一角にある空き店舗を会場に「夜学会」が始まったのは今年1月のことだ。
 定年退職でUターンした元共同通信記者の伴武澄さん(64)が主に講師を務めて開いている。
 安全保障関連法などをめぐる安倍晋三政権のやり方に危機感を抱き「もう1回自由民権運動をやらなきゃいけない」と思い立った。
 憲法とは何か、国家とは何か。市民が学びながら根本から問い直し、自分の考えを主張する。
 金曜日の夜に開き、既に30回を超えている。十数人の小さな集まりだが、通り掛かりの市民が立ち寄ることもある。これからは外部からも講師を招き、活動を広げる考えだ。
 安全保障関連法をめぐる論議は全国各地に「憲法カフェ」などの勉強会を誕生させた。若手弁護士が中心になっている。
 同法に反対する大学生らの団体「SEALDs(シールズ)」は「民主主義って何だ」と根源的な問いを投げかけた。街頭運動も新しいスタイルで展開した。
 自ら考え、声を上げ、行動する。そんな自由民権運動の水脈が今に続いている。ただし幅広い民衆の関心と支えがなければ、孤立し、絶たれかねない。
 明治維新、昭和の敗戦。画期に民衆の学ぶ意欲は高まった。安保政策の転換に加え政権は憲法改正を視野に入れる。現代の画期は見えにくい。だからこそ各地でそれぞれの夜学会が広がってほしい。

伴武澄 について

新聞記者を定年退職後、高知市へ帰り、旧鏡村でシイタケとクレソンを栽培しながら、はりまや橋商店街で毎週金曜日に露天を商い、その夜に「夜学会」を開催するスーパーおじいさん。
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