12月11日(金)のテーマは「グローバリズムとな何か」です。時間は午後7-8時。場所ははりまや橋商店街。その後、忘年会を「公文屋」で開きます。

1996年、『日本がアジアで敗れる日』を文藝春秋社から上梓したとき、グローバリズムという言葉を見出しに使った。そして資本、英語、税制、M&Aをキーワードにした。さらに、「国境なき人材交流」と「世界標準への跳躍」という章も設けて21世紀への世界経済の見通しも書いたつもりだった。欠けていたものがあった。「戦争」という概念だった。ブッシュの「フセイン征伐」以降、地域紛争が宗教対立と激化し、憎しみの連鎖を生み出した。何よりも難民急増をもたらした。このことについては大いに反省している。