遅くなりましたが、今晩のテーマは「立志社と夜学会」です。18日午後7-8時、はりまや橋商店街イベント広場で行います。

高知市自由民権記念館の松岡僖一館長に会ってきた。「ホンモノの夜学会」の顔を見に行ったのだが、本当はどちらがホンモノでもどうで もいい。夜学会が一つでも多く高知で開催されることになったら本望なのだ。裾野からもう一度、自由民権運動を起こさなければ、この国は救われない。板垣退助が高知に立志社を立ち上げ立志学舎をつくったのは明治9年のこと。7、8人の 教授陣はすべて、福沢諭吉の慶應義塾の塾生だった。というより、三顧の礼で片田舎の高知に来ていただいたといっていい。立志学舎の生徒は10歳から25歳 の青年だったが、慶應義塾の塾生たちは英語の教科書を持ち込み、英語で授業を始めた。高知の田舎者たちは驚いたに違いない。ただたじろぐことはなかった。数年のうちにジョン・スチュアート・ミルやギゾーの原典を読みこなすようになったというのだから驚きである。