家宝のガンダーラ仏

うちには家宝がある。ガンダーラ仏である。

50年前、父親がイスラマバードに赴任していた時、贈られたものである。大きさは15センチほどのものだが、ギ リシャ風のストッコで、たぶんタキシラ地方でたくさんつくられた塑像の一つだろうと思っている。東京・上野の博物館にも似た塑像があるが、我が家の家宝は いつも気高く我々を見守ってくれている。

三男のお嫁さんはたまたま父親が高知県の出身で、何かご縁があったのだと思っているが、彼女はパキスタンのウルドウ語を学び、近くラホールに留学するのだ。そのお嫁さんが過日、挨拶に来て、うちの家宝を見せてあげた。

縁というものは不思議なものである。同じ高知県にゆかりあっただけでなく、祖父が勤務したことのあるパキスタンに赴くことになるのだから。

伴武澄 について

新聞記者を定年退職後、高知市へ帰り、旧鏡村でシイタケとクレソンを栽培しながら、はりまや橋商店街で毎週金曜日に露天を商い、その夜に「夜学会」を開催するスーパーおじいさん。
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