河野太郎行政改革担当相が9月24日、行政手続きで印鑑使用を原則廃止するよう全府省に文書で要請した。菅政権は行政改革の観点からハンコ廃止を目指しているが、そもそのハンコの根拠とは何なのか。萬晩報は22年前「サインで銀行口座をつくってみよう」https://www.yorozubp.com/9804/980403.htmというコラムを配信し大きな反響を得たことがある。

外資企業に勤める友人が東京・赤坂にあるさくら銀行支店で、サインで通帳がつくれるというので試してみた。銀行口座開設にハンコなどは法的に不必であることが分かったのだ。

高知市で、「道の駅」構想に絡む都市計画マスタープランの決裁文書偽造問題が浮上じたことがある。高知市長ら19人が2016年1月22‐26日ごろの間、「マスタープランの策定について」という起案文書に、実際は決裁していないのに決裁日に「26・3・7」(2014年3月7日)などと記し、各自が押印して虚偽の公文書を作成していたのだ。