球磨村でトレーラーハウスによる仮設住宅がオープンした。画期的なのは被災後約一ケ月での入居である。全国の自治体が備蓄し、被災地に互いに融通すれば仮設住宅のコストは格段に下がるはず。 

熊本県球磨村で2日、村内の総合運動公園内に設置した仮設住宅の入居が始まった。高齢者など支援が必要な33世帯が優先的に入居する。村内では他に仮設住宅113戸の建設を開始しており、9月下旬の完成を目指している。

 仮設住宅は工場で組み立て、トレーラーで運搬が可能な「ムービングハウス」。2018年の西日本豪雨などでも活用された。2DKタイプと、入居者が多い世帯向けに壁を外して2DKタイプ2戸を合わせた2種類を用意した。

 住宅が浸水するなどの被害が相次いだ神瀬地区の80代の夫婦は娘夫婦と一緒に総合運動公園を訪れ、「仮設住宅に入れて良かった」と笑顔だった。

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