5月15日(金)、夜学会を再開します。
テーマ:コロナな日々
時間:午後7時から
場所:WaterBase
講師:伴武澄

5月14日、政府は高知県など39自治体が新型コロナの緊急事態を解除した。緊急事態宣言は約1カ月、WaterBaseで何が起きていたか報告したい。まず4月10日を最後に夜学会は中止した。一方で、クレソン販売は「毎日」に拡充した。僕は先生にギターを習うことにした。それから、賀川豊彦の著作の自炊を再開した。
前回報告した「Kgawa in Lincoln’s Land」、そして旧約聖書のヨブ記から発想を得た『苦難に対する態度』、小説『南風に競うもの』に挑戦した。『南風に競うもの』はオリジン電気の創設者、後藤安太郎をモデルにしたものだった。働きながら早稲田の夜学に通い、ほぼ独学で電気工学を学び、鉄道の信号機や交通信号の開発者となり、会社を設立した。恩師は賀川豊彦と山本忠興という高知出身の学者だった。山本は後に早稲田式テレビを開発した黎明期の世界的な技術者だった。高知に電子工学の碩学が存在したことを発見したことは驚きであった。今は『生存競争と・・』という賀川の初期の索引を自炊中である。1カ月で4冊の自炊が進んだことにけっこうな満足感を得ている。
ネットでたまたまだが、「太陽の蓋」という映画が数年前に公開されていたことを知り、そのDVDを注文した。東日本大震災の福島原発をテーマに3,11から5日間、官邸で何が起きていたかを描いている。危機に直面した時の危機管理の在り方を深く考えさせられる映画だ。何が真実なのか分からないままパンデミックが起きた新型コロナウイルスでの官邸での危機管理はどうなのか。近く、上映会を開催したいと思っている。
水野問題を忘れているわけではない。東京外語大学の先輩でアメリカのシンクタンクにも所属した浜田和幸『ウオーターマネー』を取り寄せた。2003年時点ですでにフランスの水企業が世界を席巻した日本市場を狙っていることに警鐘を鳴らしていた。20世紀は石油の時代で、21世紀は水の争奪時代に突入すると予測する一方、イラク戦争でアメリカが第一撃でイラクのダムと水道施設を破壊したことを教えてくれた。国民の生活に一番必要な水を断つことで戦争を優位に展開したというのだ。知らなかった。ジュネーブ協定違反の暴挙はフセインの大量破壊兵器問題をはるかに超える非人道的行動だったが、多くのマスコミはこの事態を無視したと批判している。
友人の井倉さんが貸してくれた入交好保『ふるさと昭和の証言』は桂浜の坂本龍馬銅像建立のワクワクするような経緯を教えてくれた。早稲田退学に通う一学生の行動が世論を動かし、日本一の銅像建設を可能にした物語は今の若者にも勇気を与えてくれるはずである。
4月末からはWaterBaseでマスクの販売も始まった。友人が大阪に企業を通じて大量にマスクを入手したというので販売をお願いした。コロナ騒動のお蔭でこの1カ月の生き様はかつてないほど濃いものとなった。WaterBase活動はあと3カ月半となったが、夜学会も再開できた。知的発信基地としてさらに内容を充実させてきいたい。(伴武澄)