山尾志桜里の立憲的改憲を読む 夜学会107
11月16日(金)の夜学会のテーマは「山尾志桜里の立憲的改憲を読む」です。
時間は午後7時から。
場所ははりまや橋商店街イベント広場。
講師は伴武澄
この本は元法制局長官や憲法学者ら7人との対論をまとめたもので、安倍晋三首相がもくろむ改憲に言論で挑むという試みで、読みごたえがある。安倍首相の改憲論の中心は9条であるが、自民党はこのほかに参院の一票問題、教育無料化など国民に対するアメとムチをちりばめた草案を用意している。僕たちは平和憲法のもとで教育を受け、戦争をしない唯一の国民として育ってきた。それを「普通の国」に戻そうというのいうのが自民党の方向である。憲法改正は国民投票に付されるため、国会で圧倒的多数を得ている与党であっても国民投票で過半数を得なければ改憲はできないが、国民の一人としてこの議論に積極的に関与していくべきだと考える。憲法に対する頭と心の整理をしておくことも国民の義務ではないか。そんな議論を高知からスタートさせなければならない。夜学会の議論は121回目に入る。そもそも夜学会を始めた動機が、もう一度高知から自由民権の議論を起こそうというところにあった。山尾志桜里さんが投げかけた議論を市民の立場から検証していきたい。