6月2日の夜学会のテーマは「加計学園騒動」です。
時間は午後7時から、
場所はいつものはりまや橋商店街イベント広場です。


大阪の森友学園に次いで、愛媛県に設立が予定されている加計学園の獣医学部新設騒動が前事務次官証言を交えて、マスコミの格好の餌食となっている。
政府の国家戦略特区は官僚支配に風穴を開けるため、官邸指導で行政を進める手法。安倍内閣の成長戦略に位置づけられている。このこと自体、国民は歓迎すべき行政手法の一つなのかもしれない。
獣医学部の新設は長年、文科省の反対によって認められてこなかったものが、いつの間にか加計学園による計画が認められた。「岩盤に穴を開けた」とする安倍首相の発言はまさにその通りである。
この獣医学部新設が安倍首相とまったく関係ない人々によって行われるのだったら、歓迎すべきことなのかもしれないが、加計学園の理事長である加計孝太郎氏が安倍首相の無二の友人であることによって、摩訶不思議な様相を展開することになった。
安倍首相始め官邸側は、獣医学部新設にあたって、外野席の声を一切封印しようとしているが、李下冠を正さずと言う言葉を安倍首相に贈りたい。
前川・前事務次官については出会い系バーに出没していた人物であることが明らかになり、本人も記者会見で事実を認めた。仮に前川氏に「前科」がなかったら、「ケンカ両成敗」という世間の風向きはまったく変り、安倍内閣を苦境に追い込めたかもしれない。
本来なら、野党側にテロ特措法をめぐり参院で徹底抗戦を繰り広げて欲しかったのに、国会はこれから、獣医医学部新設問題で明け暮れるのだろうと思うと頭が痛い。