『伊勢国酔夢譚』をKindleで上梓

『伊勢国酔夢譚』(著者:伴武澄、山嶽自由舎)が2月28日、Kindleから上梓されます。私の三重県日記のようなものです。 通信社の支局長として津市に赴任したのは2004年のことだった。
 伊勢の国に赴任したのだからと、翌日、伊勢神宮にお参りをした。
 神宮に内宮と外宮があることを初めて知って恥じ入った。
三重県を見る筆者の眼が変わったのはそのときからだった。
神話時代を含めて、ここには2000年の歴史があった。
生まれ故郷の土佐で長宗我部元親以前の歴史に遡るのは難しい。
 取りあえず本屋で三重県の歴史と日本書紀の現代語訳を購入した。取材先で仕入れた伊勢の歴史はこの2冊で補強した。
 数カ月経つと飲み屋で伊勢の歴史を語っている不思議な自分がいた。幸運だったのは20年に一度の式年遷宮の儀式に遭遇したことである。圧巻は木曽山中のヒノキの原生林に神木を求めたことだった。この本は筆者の2年間の三重県での生活の日誌のようなものである。東京にいては見えないものがそれぞれの地域にはたくさんあることも知らされた。
 支局の隣に「桐」という喫茶店があり、僕は津支局の応接間と呼んでいた。僕はそこのママさんには逐一見たこと聞いたことを話し、感想を求めた。この本の内容は多くはHPに書いてメルマガの「記事」である。日誌だから歴史的考察を経たものではない。たまたまの出会いであったり、出会いから直感で考えたものばかりである。
 津を離れて10年が経つが、どうしても三重県での出会いが忘れられない。3年前の10月、伊勢神宮が式年遷宮を終えた。その結果、日本の心が三重県に集まり、観光客が急増している。江戸時代、旅といえば伊勢参宮だった。400万人の人々が伊勢に向かった年もあったのだから驚きである。そんなことを思い出し、急に伊勢国を紹介する本をつくりたいと考えた。
 うまし国、風神の国。それが伊勢の国である。

伴武澄 について

新聞記者を定年退職後、高知市へ帰り、旧鏡村でシイタケとクレソンを栽培しながら、はりまや橋商店街で毎週金曜日に露天を商い、その夜に「夜学会」を開催するスーパーおじいさん。
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