金曜市で学ぶ商法

 先週、山菜の売上げに気をよくした我々は金曜市の前日の木曜日、鏡村の山に分け入った。欲が深いのか「タケノコはもっと売れるで」「イタドリはなんぼでも売れる」とばかりに物量作戦に転じた。目標は山菜3万円の売上げ!
 木炭の方が茶道関係の方の購入によりそこそこ売上げがあり、サカキ・シキビは持ち込んだ24本が完売するなど七厘社としての1日売上げ2万7000円と過去最高に達した。しかし、山菜の方は先週の売上げに遠く及ばなかった。
 閉店間際に大量にあまりそうな状況になったため、イタドリの「100円つかみ取り」などを行った。結果、山菜はほとんどはけることとなったが、タケノコは大量に残った。金曜市でタケノコを売っていた他の人に何人か事情聴取したところ、
「うちは2本しか売れていない」
「よくあるケースが先週売れたと言って翌週、大量に持ち込んで売れない」
「タケノコは先週買った人は翌週も買うことはない」
「タケノコのシーズンになれば、高知ではみんな誰かに貰うもの。買う人はいない」
「そもそも、タケノコは旬のもので、一度食べれば満足するもの」
 七厘社の場合、タケノコの売上げは金曜市で多い方だったと思うが、なかなか重い言葉だった。市に出ると学ぶことばかりである。人間あまり欲を出してはいけないのである。
昨日は、木炭の方で大きな成果があったことを幸せと考えなければいけない。茶道関係者に配達したところ、追加の注文もいただき、店頭でも大量の注文をして くれたもう一人の客人もあった。これで七厘社の茶道関係者への販売は3人となった。茶道に使う炭の場合はサイズなど注文生産なので普通の木炭の倍の価格で も十分購入してくれることが分っている。お得意様としてなんとか販売していけるようになれば、七厘社の未来に日が差すことになる。

伴武澄 について

新聞記者を定年退職後、高知市へ帰り、旧鏡村でシイタケとクレソンを栽培しながら、はりまや橋商店街で毎週金曜日に露天を商い、その夜に「夜学会」を開催するスーパーおじいさん。
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