水辺に数百メートルの”滑走路”があれば離発着できるのが飛行艇。そんな映像を偶然見つけた。
 戦前には横浜-パラオ間に民間航空会社が飛行艇を飛ばしていた。横浜にもパラオにも滑走路はなかった。10年前にパラオのコロール島を訪れた時に写真のような”滑走路”の残骸があった。
 戦後も白浜と八尾間、名古屋と鳥羽間など観光地を結ぶ飛行艇の空路が存在していた。もちろん白浜と鳥羽には飛行場がなかったから海に着水していた。
 かつては多くの水面で活躍していた飛行艇だが、いまであ日本とロシアぐらいしか製造していない。日本では新明和という会社が自衛隊向けに製造している。現在、小笠原で急患があったときに自衛隊が本土との間で運行しているから実力は実証ずみである。
 以前から、日本のように国土が狭いが水面に恵まれている国ではもっともっと活用されていいと考えてきた。新明和のホームページでは旅客用に改造も可能としているが受注がないのは非常に残念に思う。
 僕の夢飛行艇がは川や海に自由に離発着できるシステムの構築である。できれば高知県で実現したい。
http://www.youtube.com/watch?v=gqOfm9XTr6M