どうでもいい話だが、先日、財団法人霞山会でThink Asiaの編集会議の議論で面白い話があった。最近、中国でマヨネーズが人気となっていて、それもキユーピー(丘比)の製品でなければならないのだそうだ。北京ではなん と85%シェアなのだそうだ。中国製もあるだろうし、アメリカやヨーロッパは本家なのに日本のキユーピーだけが売れているのはなぜか。
 中国語の専門家が多くいる会議で誰もマヨメーズの中国語を知らなかった。ウィキペディアで調べたら「蛋黄醤」(タンホアンジャン)ということが分かった。マヨネーズは油と酢と卵でつくるが、卵の黄身でつくるのはキユーピーだけなのだそうだ。ここらに人気の秘密があるのかもしれないし、チューブ容器に入っているのは日本だけなのかもしれない。
 かみさんに輸入物のマヨネーズの容器を聞いたら「ガラス瓶」に入っているといっていたから、たぶんそうだろう。
 中国でのマヨネーズ消費量はまだ日本の数十分の一だから、中国での消費量が日本並みになるとキユーピーという企業は大化けするかもしれない。そんな予感がするというのが今日のどうでもいい結論である。
 てなことをFacebookで書いたら、コメント欄がいつになく賑わった。「蛋黄醤」という表現は聞いたことがなく、普通は「美乃滋」というのだそうで、勉強になった。と思ってさらに調べたら中国で売っているキユーピーマヨネーズの写真がウエブ上にあり、商品名は「丘比沙拉醤」と書いてあるではないか。中国でも「蛋黄醤 沙拉醤 美乃滋?」の議論があるのだ。