5月に高知に帰ってから月に1回以上、高知と東京を往復している。航空運賃はもちろん「特割」などで事前に購入するし、宿泊付のツアーの場合もある。どうしようもない時は8000円内外のANAの株主優待をチケットショップで買うことにしている。
 機内に搭乗していつも考えさせられるのは、この乗客の中で「正規運賃」を支払っている人はどのくらいいるのだろうかということである。高知-東京の正規運賃は季節により異なるが片道、3万3000円から3万1000円である。東京のホテル1泊付のツアー料金はホテルにもよるが安いものだと3万3000円からある。前日まで購入できる特割は片道2万5000円、株主優待も同じようなものである。
 おおよその推測だが、往復の航空運賃分は往復3万円以下であろう。つまり、僕の場合、いつも半額で搭乗していることになる。たぶん、ほとんどの客は僕と同じように、割引運賃で搭乗しているはずである。
 正規運賃の半額しか受け取れないのだったら、航空会社は初めから半額の運賃にすればいいのではないかと考える。