『縮み志向の日本』で有名な李御寧先生の講演「韓日中とジャンケン文化」を聞いた。ジャンケン文化については別途書きたい。面白かったのは「飛鳥」をどうして「アスカ」と読むようになったかという説明だった。

 飛鳥は「明日香」とも書く。この場合、だれでも読めるはずであるが、飛鳥はどうして「あすか」なのかずっと疑問に思っていた。

 李先生の解説は以下の通りだった。

 ハングルで飛ぶは「ナルダ」、 日は「ナル」で同音。
 鳥は「セ」、明けるは「セダ」で同音。
 日が明けるの「ナルセ」と飛ぶ鳥の「ナルセ」が同音なのだ。

 香の発音は「コヒャン」
 実は故郷も発音は「コヒャン」。
 明日の郷つまり明日香は「ナルセコヒャン」
 「ナルセコヒャン」を漢字に変換すると「飛鳥郷」となる。

 それが日本語の明日香→アスカ→飛鳥となるのだ。
 本当かどうか分からないが、なんとなく納得させられた。