「払わないなら弁当持参を 給食『契約制』に 市川市教委」という記事が6日の東京新聞のウエブに掲載された。
「給食費を払わないなら弁当持参を」ということは、給食費を支払わない児童や生徒に給食を食べさせないということを意味する。
 この記事を読んで、これは大変なことだと考えた。給食費の未納問題は確かに深刻である。本来なら支払い能力があるのに支払わない親が増えていることも知っている。だからといって、給食を食べさせるなということにはならない。
 市川市教委の方針が実施されたら、教室で昼ごはんを食べられない子どもたちが出るのではないかと心配になる。
 まず給食を配膳するのは子どもたちである。先生が「あの子には配膳しないように」などと指示できるはずがない。仮に指示しても、子どもたちにそんなことができるはずもない。当惑するのは配膳担当の子どもたちなのだ。
 第二に親が給食費を支払わず、弁当も持たせなかったらどうなるのか。同じ教室の中で何人かの子どもだけが、お昼ごはん抜きで過ごせるのだろうか。
 否、学校とはそんなところではないはずだ。みなさん、どうお考えですか。(紫竹庵人)