Yosakoi Boleh! News No.3
 Dance Tour to Malaysia

発行日 2002年11月15日
 鳴子踊りで国際交流を進める高知市の「よさこい国際交流隊」が8月24日、10年目を迎えた「マレーシア・ジャパン・フェスティバル」に参加、クアラルンプール市郊外の「ピラミッドショッピングセンター」で「Yosakoi Boleh!」を披露しました。高知からの15人にマレーシア側約80人が合流し、約3時間にわたり、よさこいを乱舞。買い物客ら数百人が見守る会場は南国に鳴り響くよさこいのリズムに酔い、拍手に包まれました。
 会場には、日本大使館、国際交流基金、クアラルンプール日本人会、サンウェイ関係者らが訪れ、主催者のマレーシア日本語協会のコー会長は「マレーシアとの交流のため自費で参加してくれた高知の人々に感謝したい」とあいさつ、大使館の伊藤参事官は「自由でダイナミックな土佐の踊り文化を満喫してほしい」と自ら踊りの輪に加わりました。

 イベント後半の交流会では数十人の買い物客にも飛び入りを求め、日マ交流を深める場面もありました。よさこい国際交流隊の松本光司代表は「マレーシア訪問をきっかけに多くのものを吸収して融和につなげていく『よさこい文化』を世界に広げていきたい」と抱負を語り、当日の様子はテレビ放映されただけでなく、翌々日の新聞にも大きく掲載されました。
 マレーシア側からは「来年は7月の『Bonodori』に参加して、マレーシアでのよさこいの輪をさらに広げたい』との要請もあり、今後、双方でマレーシアでのよさこい普及について話し合っていくことになりました。
 自由に進化するよさこい踊りは、高知を起点にまず札幌に広がり、いまや日本全国40ヵ所以上で踊られていますが、今回のマレーシア訪問を通じて、よさこいは鳴子さえあれば国境を越えてどんどん広がる可能性を示しました。今年末にはガーナのジャパン・フェスティバルでもよさこいの参加が計画されています。よさこいが発散するエネルギーはもはや日本だけのものではありません。
 遅ればせながらマレーシアでのrYosakoi Boleh!」へのご協力に御礼申し上げます。Tシャツの売り上げは110枚(42人)、33万円となりました。経費約17万円を差し引いた16万円が収益となり、4万円はマレーシア側への鳴子100個寄贈、12万円はよさこい国際交流隊の現地経費の一部に充てさせてもらいました。
 最後に今回のチャンスをつくり、会場の手配など尽力頂いた日本語協会のエドワード・リーさんほか多くのマレーシアの方々に感謝したいと思います。ありがとうございました。

よさこい国際交流隊代表:松本光司、世話人:伴 武澄、鶴岡香代