【読者の声】夢に終わったコンビニのレジでの現金引き出し
執筆者:伴 武澄【萬晩報主宰】
3月17日付萬晩報「夢に終わったコンビニのレジでの現金引き出し」には各地からさまざまなメールをいただいた。「もっと勉強してから書け」「踏み込みが足りない」といった指摘があった一方で、アメリカでの実態報告は筆者のコラムの足りない部分をかなり補足していただいた気分です。すべてを紹介できないのは残念ですが、できる限り掲載しました。(伴 武澄)
●香港では便利すぎるぐらい便利
はじめまして。貴殿の記事を読み非常に同感しついキーを打っている次第です。日本に大仰にも、デビットカードなる先進国ならどこにでも有るものがようやく1月から出来たとは初めて知りました。
私は香港に住んで3年になります。はずかしながら香港は日本ほど先進国的でないという先入観がありました。しかしいざ住んでみて驚いたのはその銀行カードの便利さでした。残高に関わらず24時間毎日ATMは使用でき、手数料無料、アメリカのようなキャッシュアウトなるものはないのですが、日本で言うところのデビットカードなどずいぶん前から日常化していたようです。
地下鉄、バスなど香港中の乗り物に共通の乗り物カードがあるのですが(地下鉄の窓口などでそのカードにお金を振り込んでおくようなもの)これも簡単に銀行カードから振り替えが出来るようになっています。
暗証番号も自分でATMで自在に変えられますし(今は日本もそうかな?)VISA提携の同銀行カードの中に複数の口座を連携させて、簡単に24時間ATMで振り替え、引き出し、入金が出来るようになっています。もちろん手数料などはありませんが、VISA連携カードなので年会費はかかります。
ほとんどの支払い、たとえばVISA,MASTERの支払い、光熱代、携帯電話代などは電話1本ですむようになっています。万が一銀行の窓口などに行って支払い、入金、振り替え等などしなければいけない場合も記入は窓口の人がやってしまうので面倒くさくありません。
特筆すべきはATMの横に付録のようについている残高確認機でカードを溝にスライドさせるだけで、その口座の残高が見れます。もし複数、たとえば3つ4つ違う同銀行の口座を連携させている場合(例えば小切手の口座や定期預金の口座など)は順次みれるようになっています。ATMでいいじゃない?などと思ってしまうものですが、いざ使うと非常に便利で、買い物途中にはたと思いつき近場のマシーンでスライドさせます。もし1時間前にデビットカード機能で買い物した場合は、実際の残金と、1時間前の金額が差し引かれる使用可能残金とで表示されます。
また連名口座というものも有るので夫婦二人の名前で一つの口座も作ることができ、二人でキャッシュカードに共有もできるので夫婦には非常に便利この上ないものです。ちなみに銀行から大きいお金を借り入れる場合、たとえば家の購入なども連名で借入も出来、連名で家主になることが出来ます。
香港は税金の支払いは毎月ではなく年に一回なのですがこれもATMで簡単に出来るようになっています。もちろん電話1本で支払いも出来ます。たぶんまだまだ非常に基本的かつ便利な機能は有るのだと思いますが、残念ながら私の勉強不足でこの辺までしか思い浮かびません。
面白いところでは競馬と口座を連携させることも出来、電話で購入し自動的に口座から引かれ当たれば口座に入るようにも出来ます。これも特別なカードではなく手持ちの口座で大丈夫です。
以前初めての外国暮らしのイギリスで、24時間手数料無しでATMが使えることや、スーパーで奥さんたちがごく当たり前に、カードで買い物をしているのに非常に感動し、先進国(もしくはそうでない国でも)ではしごくとうぜんのことだと認識するまでだいぶ時間があったように覚えています。それもこれも日本の銀行機能の不便かつ遅れ、手数料などという悪質なものを当たり前だと思っていた不幸に、貴方の記事を読みながら、うんうんとうなずくばかりでした。(Tong Sasaki Narumi)
●誘蛾灯にみえる日本のATM
大変良い記事を拝読させていただきました。今の銀行は、私たちにとって、ATMという誘蛾灯にみえます。細かい引出しは銀行にとっては煩わしいこととは分かりますが、全国にATMをばら撒くように設置して、手数料稼ぎをしているのです。僅かな金利の支払いですました預金から高額の手数料をとっているのです。手数料でなく、収入源の一部分としていることは承知できないことです。庶民殺しの実態を知らされて、その銀行が資金導入して、のうのうと生き延びようとしていることは許しがたいことです。濡れ手で粟とはいまの銀行に当てはまる、まさしく金言であります。
猛省を促す諫言をさがさなくてはなりません。アルバイト代を楽しく預金していた若いころの銀行のロビーが懐かしくおもいだされます。少なくともせっせと預金していたものにとって、銀行は庶民の味方でした。通帳には利息はあっても、手数料の項目はありませんでした。一万円預金して年5円の利息。そして千円引き出すごとに105円、210円の時もあります。サービスでなく営業誘蛾灯です。利口な虫は二度と寄りつかなくなります。(筒木龍夫)
●コラムは踏み込みが足りなかった
カリフォルニア在住の中村と申します。「夢に終わったコンビニのレジでの現金引き出し」はちょっと踏み込みが足らなかったのではないか、という感想を持ったのでメールさせていただきます。
疑問 銀行ATMの手数料100円は、銀行の懐に入るだけか?これはNTTデータが運営するVANにもネットワーク利用料として支払われているのでは ないでしょうか?そのネットワークは開発されて以来20年以上経過し、償却はとっくの昔に終わっているはずですし、NTTの回線利用料金はどんどん値下がりしています。物価水準が変わったとはいえ、20年前と現在と料金が変わらないというのも解せない話です。つまり、
・そのネットワーク利用料金がいくらで
・ATMサービス開始以降どのように料金体系が変化してきたか
まで突っ込んでみて欲しかったです。「利権確保」が金融業界だけに見られる体質ではない、ということがわかるのではないでしょうか。
指摘 たしかにアメリカの銀行では自社ATMでの手数料は徴収しません。が、他行のカードを利用する場合は、両社それぞれが1.5-2ドル程度の利用料を徴収します。つまり最低で3ドル、最悪4ドルの手数料がかかるわけです。20ドル(通常のATMでの最低引き出し額)で4ドル取られるのは結構ショックです。
アメリカ企業を見ていて「商売がうまいなぁ」と思うのはまさにこのあたりで、「お得意さん」と「そうではない人」への対応が実に異なるのです。
例えば電話。ご存知と思いますが、この国の長距離通話業者は日本では想像もつかない競争状態です。私はMCIという業者を選択しています。長距離通話をする分には、全米どこでも1分10セントという低額が保証されます。しかし、旅行先で利用した電話がAT&Tのものだったりすると、AT&Tからは1分あたり6ドルもの通話料金請求がやってきます。逆に、AT&Tの顧客はMCIの電話を使うと高い料金を請求されるわけです。
既得顧客からは薄い利益率で(市場をでかくすることで)利潤を確保し、そうではないお客からは「取れる限り取る」という方針が上記事実から読み取れます。ということで、伴さんの主張される「現金引き出しや振り込みなど、コンピューターの初歩的操作を収益源としているかぎり、日本の銀行に未来はない」という指摘には素直には賛成できません。
「取れる所からは手数料を徴収する」という行為と「お得意さんは大事にする」という行為を両立させることこそが、大事な話ではないでしょうか。ただ、それ以前に監督省庁の通達というものをなんとかしないとだめだ、という大問題があるのも事実なんでしょうけどね。(なかむらまさよし)
■萬晩報誰からも高い手数料を取る日本の銀行を批判したつもりです(伴 武澄)
●もっと調査してから書いて欲しい
大蔵省のデビットカードに対する取り扱いは、この記事の通りと思いますが、米国と日本の銀行商品の比較については、もっと調査してからもの申して欲しい。
(1)米国銀行は一般に当座預金や普通預金口座の平均残高が一定金額(2000ドルとか5000ドル等)未満は、口座維持手数料(minimum charge)を取られます。
(2)ローンを借りる時、日本では印紙税・登録免許税等、借入額の2%前後を税金として取られますが、米国には印紙税がない代わり弁護士手数料(契約書の作成料)やファイナンシャル・フィーの形でとられます。すなわち、借り手にとっての負担はあまり変わらずに、その支払い先が国か民間の違いがあります。
但し、今後とも大蔵省の陰険なやり口や、情報公開を回避する態度を追求して欲しいと思います。(Koichi Saito)
■萬晩報minimum chargeについては言及したつもりですが(伴 武澄)
●ATM導入は窓口業務の効率化が目的だったはず
こんにちわ29歳商社マンです。まったく腹立たしいですね。銀行のATMの手数料については前から思ってましたが、自分の金を下ろすのになぜ金をとられるのか。基本的にATMの導入は窓口業務の効率化が目的であって顧客の都合より銀行の都合のはず。手数料とはもってのほか。しかも各行そろって今まで継続しているなど理念が無さ過ぎる。キャッシュアウトの話もびっくりです。銀行局長の通達でわれわれの生活の利便性が減るのは許しがたいですね。この他にもわれわれが知らない同じような事例がたくさんあるんでしょうね。つい共鳴して怒ってしまう記事でした。(Saiyo Hyuga)
●玉ねぎの皮むきをするような規制
ATMのFeeのみならず、日本のすべての銀行はドル建て口座に、ドルを入出金する場合、出入り両方で手数料を取る。先進国の銀行で、このようなことをしているところはない。従って、我々は海外銀行の日本支店に口座を持ち、日米間でドルを動かすしか効率的なネットワークが組めない。今回の金融自由化と言っても、個人の口座は海外に持てるが、企業の口座は、海外の証券会社に口座を持って、金融投資をすることは出来ない。 相変わらず「玉ねぎの皮むきをするような」規制を作っている。日本に本当の金融自由化は来るのでしょうか。大いに疑問です。(米国在住/村上)
●コメントの一部が不正確
いつも楽しく読まさせて頂いております。本日は下記のコメントの一部が不正確だと思い連絡しております。『昨年、日本でもデビットカードが解禁されると聞いて、銀行のATMがすたれるだろうと考えた。近くのコンビニに飛び込んで現金が引き出せるようになれば、もう夜間・休日や他行からの引き出しで手数料をとられなくなる。アメリカでの実態を聞いていたから、ごく普通にそう考え、楽しみにしていた。』
コンビニでデビットカードを使う私の場合は2種類あるのですが、一つはコンビニ内のATMにて引き出す場合とキャッシャーでデビットカードを使用して支払いとキャッシュアウトする場合があります。しかし何れの場合も手数料を支払っております。デビットカード使用で手数料がかからない場合としては、実際の口座を空けた銀行では無料ですが同行の支店での使用の場合も手数料はかかります。以上、ロサンゼルスでの実例です。(koyano)
●インターネットでクレジット決済は今一番進んでいる
LA在住の大岩ともうします。現在、LAでクレジットカードプロセスの仕事をしております。米国と日本でのクレジット決済の諸事情に違いの驚かされます。まだまだ、日本ではクレジットカードを使用することに、躊躇する方が多いと思います。クレジットカードの使いすぎによる問題も多いため、デメリットが強調されているせいかもしれません。こちらでは、クレジットカードの長所を生かして、上手に使用しているようです。
買い物をした場合、クレジット決済ですとすべてのお金の流れが明白ですし、不満があれば返品してクレジットバックしてもらうのが当たり前のようになっています。不正に利用された場合でも、カードの持ち主が、毎月送られてくるステートメントを見て、不正使用がわかった時点で、クレームを出しますと、引き落したお店が確かに購入したという証拠と署名を提出できなければ返金しなければなりません。 もし、このお店が無視をした場合でも、強制的にお店の口座から引き落してお客様に返金します。さらに、万が一このお店が無くなったとしても、プロセシング銀行が保証しております。
このように、消費者が業者だまされないように保護されているので、安心して通信販売やTVショッピングができるのではないでしょうか。米国では、クレジットカードプロセスの手数料が安いのと、個人でも簡単にマーチャントアカウントがもて、クレジット決済が自宅でできるので、益々普及しています。
とりわけ、インターネットでクレジット決済は今一番進んでいると思います。日本では、この分野が大変遅れているのではないかと思います。デビットカードの件に関しても、お知らせしたいのですが長くなりますので次回にいたします。
今一番進んでいる、カード決済のホームページをご紹介します。http://www.ecx.comに入っていただきQ-Commerceをクリックしてください。メンバーのいID Nameを ecxtest とし パスワードを ecxtest として入ってみてください。
この画面はデモ画面ですので実際にチャージされることはありません。バーチャルターミナルといいます。全世界どこからでも、自分バーチャルターミナルを利用してその場でクレジットカードで決済ができます。お金は、2、3日後に米国の自分の口座に振り込まれます。(Kenny 大岩)
●どの程度ATM手数料を収益源にしているのか
本コラム楽しく拝読させていただきました。デビッドカードの件についてはおっしゃる通りだと思います。但し、以下の2点については、もう少し詳細な資料を加えて説明して下さったほうが誤解が少ないかと思います。
1.邦銀がどの程度ATM手数料を収益源にしているのか。全体収益に対する割合は如何程なのか。またあTM関連投資に対する手数料収益の収益率は如何程なのか。
2.米銀の口座は、邦銀のそれと違って、様々な条件(最低残高等)を満たさないと月次で手数料を取られる点、預金通帳が存在しない等、日本のユーザーには不便と感じる点もあります。
ジャーナリズムは物事の片面だけを捕らえがちで、且つジャーナリストの私見が頻繁に記事として読者に認識されてしまうことがあります。この点は欧米の模範的なジャーナリズムと比較して、日本のそれが大きく見劣りする点だと思います。本来のジャーナリズムの役割は事実を事実として読む側・聞く側・見る側に認識させ、考えさせ判断させる点にあると思います。感想文としてはすばらしくても、このような観点からコラムを拝読させていただくと上記点に関する疑問が出てきました。単にコラムを貴方の感想文として書かれたのであれば、当方の誤解でした。但し、メディアを担うジャーナリストの記事として書かれたのであれば、関係する全ての人(読者も含めて)に対し、公平になるように注を加えるべきでしょう。
もしこのような、あたりまえの認識を日本のジャーナリズムが絶えず持っているのであれば、某TV朝日が犯したような失態は防げたのではないでしょうか。ある側を悪者にするのは簡単ですが、事実として存在する以上、どちらかが絶対的な悪でどちらかが絶対的な善ということはないと思います。また善悪の区別は同じ事実をもとにしても、見方によって変わることもままあります。私はジャーナリズムに歪んでいない事実を伝える役目を期待します。
事実のみならず私見としては善悪をコラムとして載せるのも結構ですが、どうせなら貴方が悪と認識した事象を如何に善に導くのか、如何に解決するべきなのかについての方法論についても言及して欲しかったと思います。初めてのメールでこのような失礼な表現をしてしまい申し訳なく思います。期待の裏返しだと認識していただいて結構です。また限られた紙面でのコラムに限界があるのもまた事実だと思っております。(間部 芳治)
●キャッシュアウトは無料だが口座使用料に20ドル
わたしは、今現在、アメリカのテキサス州ダラスの大学院に通うもので、毎回、Internetを通して伴武澄さんの記事をいつでるかと毎回楽しみにしているものです。今回も大変面白く読ませていただきました。特に日々の生活でデビットカードサービスを使っているため、なるほどと思いながら読ませていただきました。一つ気になる点がありましたので意見を述べさせていただきたいと思います。
私は、今 Wells Fargoというアメリカでも比較的大きな銀行に口座を持っております。もちろんCash Out の際は、何時でもWells FargoのCash Machineなら手数料を取られません。しかし、毎月口座使用料みたいなもでので20ドルちかく引き落とされています。もちろん5万ドル以上預金しているものは使用料は取られません。
これを、日本の銀行と比較した場合に、日曜日にCash Outするときや送金や振り込み時に手数料は取られますが、口座維持費みたいのは取られていないと思います。これを考えると、果たして本当に日本の銀行のほうがアメリカの銀行よりも、がめつく手数料に依存しているのかと疑問に思ったしだいです。
ちなみに、自分は銀行関係者でもないし、どちらかというと日本の銀行は大嫌いな者といことをお伝いしておきたいと思います。(乗富 裕)
●アメリカは小切手の社会
いつも興味深く拝読させて頂いております。私は現在アメリカで勉強中しているいささかトウのたった自費留学生です。今日は3月17日配信された萬晩報990317号「夢に終わったコンビニのレジでの現金引き出し」に関して少し間違った現状認識があるようなので、アメリカでのデビットカード及びATM利用に関する事情を書いてみます。
まず、アメリカでは銀行口座を開設すると、通常その口座を維持するための費用が毎月必要です。1ヶ月の平均預金残高がある一定基準より下まわるとある一定の手数料が掛かったり、毎月決められた手数料を支払うような口座もありあます。(日本でもシティバンクなどのアメリカ系の銀行はこの口座維持料が必要なはずです)
要するにいわゆる普通口座でも何種類かがあって、それぞれ利率が違ったり享受できるサービスが違ったりしていて、利用者は口座開設時に自分のスタイルにあったものをチョイスします。ですからアメリカの銀行はATMが24時間使用できて、尚且つ手数料が要らないといっても、他の部分で口座維持手数料が必要だったりするわけで、単純に日本との比較でアメリカのほうが優れているとゆう比較は出来ないのではないかと思います。
そうはいっても、24時間ATMが手数料なしで使えるのはありがたいものです。しかし、他銀行のATMを使って現金引出しをした場合は手数料をとられることがままあります。
そして少なくともある程度の規模の街であればATMは至るところにありあます。その数の多さは日本の比ではありあません。設置されているところも、コンビニエンスストアーはもとより、スーパー、デパート、学校、病院、ファミリーレストラン、からバーにいたるまで、ちょっとした人が集まる公共のスペースにはほぼ間違いなくATMが設置されています。
それなのに何故デビットカードやクレジットカードがこれほど普及しているかとゆうと、これはもう安全性に関することに尽きるとゆっていいと思います。つまり多額の現金をもっているとゆうのは危険であるとゆうことです。この場合の危険とゆう意味は落とすとかつい使い過ぎてしまうとゆう日本的な発想とは勿論違います。つまり身の危険です。このへんは最近日本が物騒になってきたとゆってもアメリカのそれとはまだまだ較べることが出来ないと思います。
ですからみんな手軽にどこででもATMが使えるのにも拘わらず現金ではなくデビットカードやクレジットカードもしくはパーソナルチェック(個人用小切手)を活用するのではないかと思います。
ここでパーソナルチェック(個人用小切手)にふれておきますと、日本では小切手を個人で使う人とゆうのは大変少ないと思いますが、こちらではみんな普通銀行口座を開設したときにその銀行口座のパーソナルチェックを作ります。
アメリカでは公共料金(電話、電気、ガス、水道etc…)の請求書が送られてくると、普通支払いにはこのパーソナルに金額と宛先を記入し、サインをして郵送で送ります。他にもクレジットカードの支払も銀行引き落としではなくパーソナルチェックが使われます。ちなみに多くのクレジットカード会社ではカードの年会費が無料です。
こちらでは、銀行自動引き落としとゆうのはあまりポピュラーではないようです。そして勿論このパーソナルチェックは先ほど上げた所でのほとんどの買い物にクレジットカードやデビットカードと同じように使用できます。
以上をまとめるとアメリカではお金を払う方法として、クレジットカード、デビットカード、パーソナルチェック、そして現金と4通りの方法があるわけでです。そして多くの店では20ドル札より高額の現金とゆうのは嫌がられたり、受け付けてくれなかったりします。やはりこれも安全性や犯罪の問題でしょう。
そもそも日本国内でデビットカードを使うアドヴァンテイジがどれほどあるのでしょうか?クレジットカード利用との明確な差がどこにあるのでしょう?自分の持ってる金額以上の買物をすることができない。つまり支払い不能に陥ることがない。逆にいえば銀行/カード会社が確実に回収することができる。ただそれだけです。自己管理を出来ない人が銀行やカード会社に管理を任せられるとゆうだけのことだと思います。
そもそも文化的背景や思想、生活スタイル、治安、所得格差、人種差別、偏見、とあまりにも大きな社会生活の上でのギャップがある日本とアメリカを同じステージにのせるとゆうこと自体がナンセンスだと思います。つまり日本の銀行及びカード会社はもっと日本の風土、慣習にあったサービスを顧客に開発提案すべきでしょう。なんでもかんでもアメリカが優れているわけではないのですから。もっと独自の視点で物事を見る必要があるのではないのでしょうか。一番日本の企業に欠けているものがそれではないでしょうか。もっと、日本人は自分自身に自信をもっていいはずです。
いろいろと支離滅裂な内容になってしまい、本来の論旨とはかけ離れた内容になってしまいましたが、兎にも角にも、スーパーで買物をして、支払い時にカードを出すと、デビットなのかクレジットなのかいちいち聞かれるのも面倒くさいものです。
最後に、日本でアメリカのことが報道されるほど、アメリカで日本に関する報道はされていません。それに引き換え、多くのアジアの国々の人達は日本に注目しています。それがどうゆう意味なのか、もっと深く考える必要があるのではないのでしょうか。(フロリダより八木規仁)
●フランス、ドイツには存在しない
Gobusata desu. “Oubei dewa atarimae” to osshai masuga, france, germany ni sonzai shinai joukyou dewa, “oubei dewa” towa ienai to kangaemasu. somosomo, europe wa “smart card” de shirarete iru hazudesu.
Kiden no kiji no ronshi niwa ooini sandou itashimasuga, itazurani jouhou wo yugameru nowa ikagakato kangae masu. kokusai hikaku wo nasaru sai wa, juubun gochuui asobasaremasu you./.(Yasuaki.Giovanni)
●ロスアンゼルスでは cash back と言う
当地(ロスアンゼルス)では cash back と言っています。おそらくアメリカではどこでもこう言うと思われますが、なにか違う意見が聞かれたら機会を見て教えてください。(松沢)
■萬晩報ヨーロッパではスマートカードといったりしているようですが、アメリカではcash outでもcash backでのどちらでもいいのでしょう!
●サランラップや、テイッシュペーパーなど要らない
伴さん いつも 大変興味深い記事を読ませってもらっています。ATMに関する記事を読んで、一言言わせてもらいます。税金で経営を立て直さなければ行けない銀行がある事自体が情けないというか、 平和というか、 まったく競争社会でないことが再確認されました。
ご存知のように、アメリカでは、70年代の後半に日本と同じように銀行破綻がありました。その後アメリカの銀行は、コストをいかに軽減して競争力を付けるかということで今日まで生き延びてきております。
まず 窓口業務が日本ほど重要でないことから、銀行の窓口業務にあたる人間の質が、大変低い!。ロスでは、唇にまでピアスをしているメキシコ系の人間までいますが、これで驚いてはいけません。最も、銀行の窓口に出向かなくてはいけない人は、 俗に言う Low incomeの人たちです。チェック、カード、 Online Bankingが、 浸透しているので 窓口に出向かなければいけない人は、 低所得者で、俗に言うその日暮らしに近い人が多いわけです。
また、日本では信じられないでしょうが、銀行強盗もかなりの数で発生しているので、うかうかと銀行に足を運ぶと危ない目に会う可能性が多いわけです。よって、 銀行の窓口業務に 至れり尽くせりのサービスも必要でないし、 窓口業務の人員にもお金をかける必要がないわけです。“銀行”が、日本とアメリカでは、違った意味合いを持っているわけです。
日本もそろそろ、アメリカ的銀行への道を歩かなくては行けない時期に来ているように思われます。しかしながら、日本のスピードは、アメリカに比べて少なくても10倍ぐらい遅いので、2010年ぐらいには、カード社会になっており、銀行員の給与もまともな大学卒(短大卒)は、見送るぐらい低いものになっているのではないでしょうか? 勿論、銀行の中でも、 ファンドマネジャー的仕事をする人は、現状の平均銀行マンより所得は多くなると思います。訳の分からない、部下の作成した書類にはんこを押したり、接待ゴルフをするだけのおっさん達は、銀行に入られなくなるのではないでしょうか?
長くなりましたが、 まだまだ 銀行の体質が、日本とアメリカでは違いすぎるので、アメリカのサービスと同じ物を日本で期待するのは無理ではないでしょうか。ちなみに、ドイツでは、XX銀行 Directという口座が開設できるようになりました。このDirect口座は、通常の口座より手数料が少ないこと、また利率が通常よりいいことなど得点があります。 どうしてこういう事が出来るかというと、お客が Onlineを使い(Internet)直接 Direct Bankingをするわけです。 そしてこのDirect Bankingの部署は、すべてパートタイマーが24時間体制で働き スーパーバイザー一人が正規の職員というローコストオペレーションだから出来るとのことです。このように世界の銀行では、リーンなオペレーションで最高のサービスを提供する動きにあります。
このようになる為には、私たち一人一人が「俺は客だゾー」いう態度を改めて、サランラップや、テイッシュペーパーなど要らないから根本的改革を銀行に要求した方がいいのではないでしょうか。(koichitoyozumi)
●デビットカードで現金が引き出せるのは知らなかった
伴 武澄さんのコラム本当に勉強になります。報道が取り上げない、専門的な情報をとてもわかりやすく説明いただき、感謝しております。今回のコラム、全然知りませんでした。デビットカードの手数料がどうなるのか気になっていたのですが、現金を引き出せるのは知りませんでした。
日本の銀行が、こんなの許すことは考えにくいですね。インターネットバンキングまで有料にしようとしますから。あさひを使っていますが、今のところは無料ですが、有料化にする予定だそうで、そうなったらつかいません。どうも日本は、変な平等意識があるようで、30万円以上の顧客にはサービスを良くするとかいう発想は、顧客差別とかいわれそうで出来ないんでしょう。困ったものです。これからも、たのしく役に立つコラム楽しみにしています。(山田裕之)
●アメリカはキャッシュレス社会
日本の銀行の様々な不便については、わたしもかねてから問題だと思っていました。特に日本のシティバンクと比較し、サービスが劣っていると考えていました。今も基本的な認識は変わりませんが、アメリカで「本物の外銀」を日常的に使うようになり、いくつか日本の方が優れているとみられるところも、目につくようになりました。
前にもご報告したかもしれませんが、シティバンクの場合、確か1500ドルの残高があれば、どこの銀行のキャッシュディスペンサーでも手数料無料で24時間、現金をおろせます。しかし、日本のように夜中に老若男女が町をうろついてるわけではなく、殺風景な場所の店舗など治安の問題もあり、夜中の稼働率はさほど高くないようです。NYのミッドタウンなどではそこそこ人がいますが、基本的にキャッシュレス社会なので、クレジットカード、小切手でたいていの用が足ります。夜間、カネをおろす必要性が日本に比べ格段に低いので、その程度の頻度のサービスなら無料で提供してもさほど銀行には負担にならないと思われます。
ただ、一日の引き出し可能額はたった500ドルです。日本円にして5、6万円です。これ以上の現ナマが必要なことも(特に外国人は)たまにあり、不便です。平均残高が1万ドルぐらいを超えれば、ATM利用も小切手の引き落としも制限がほとんどなくなるのですが、それ以下では、月当たり回数制限があります。
家賃、光熱費、電話代等、銀行からの自動引き落とし制度はなく、すべてチェックを切って相手に郵送しなければならず、回数制限にひっかかって手数料を取られないために、私などは日々の買い物や支払いではなるべくチェックを使わないようにしています。クレジットカードは勝手に法外なチップを書き込まれるなどトラブルのリスクが高いので、余り頻繁に使いたくありません。となると、現金が必要になりますが、その引き出しが日本ほど便利ではないのです。無料といっても、限度額や回数制限は意外にやっかいです。
こちらの人は、数ドルの支払いでも平気でクレジットカードを使います。トラブルは日常茶飯事ですが、その対応にも慣れきっていて、私にはちょっとなじめません。
日本の銀行が各種手数料を無料化する代わりに、引き出し限度額などの制限を厳しくし、自動引き落としなどの決済サービスもやめてしまい、残高の少ない客から口座保管料を取るのがいいのか。今のサービスを見直す必要はあるにしても、アメリカの銀行と同じでいいのか。ちょっと考えさせられます。(大辻)
●カナダでは少額預金者に様々な手数料
カナダ・オンタリオ州在住の安宅と申します。先ほど配信されました「 夢に終わったコンビニのレジでの現金引き出し」についてコメントです。アメリカとカナダでは事情が異なる、あるいは北米として事情は似通っていても銀行によって、口座の種類によってサービス内容が異なる、ということなのかもしれませんが、私が使っている銀行では、キャッシュカードで1日にChecking accountからおろせる現金の額は一日C$300まで、となっています。従いまして。
「もしATMの有料の夜間や休日サービスの時間帯にコンビニで何万円も引き出されたら」
という「何万円」には、あるていど上限があります。このような一日におろせる現金の上限と同様に、
「口座に30万円程度の残高があればATMからの引き出しで手数料をとられることはないからだ。」
を裏返せば、こちらの銀行は少額預金者からは実に様々な手数料(日本ではまずあり得ない「小切手利用料」といったものもあります)を徴収しているわけで、こちらでもそれなりに、日本ではないような銀行に都合のいい条件がいくつもついていることを忘れないわけにはまいりません。あるいは銀行関係者から同じような反論が来ているかもしれませんが、日本では少額の預金しかされていない、コストだけがかかる口座(これも、日本独特のつきあいで作られたものが結構あるのかもしれませんが)が結構あるように思われます。
また、実にいろいろな種類の口座があって、ニーズに応じて選べるという利点もあるのでしょうが、今の日本で同じことをやろうとすれば、一般の人にはわかりずらい、といった事態も起こるのではないでしょうか。日本の利点は、だれでも均一なサービスを得られるというところにあるわけです。配信される文面上では自ずと制限があると思いますが、もう少し日米の差について包括的まとめていただかないと、手数料ビジネスに関する議論の本題をそれてしまうような気がします。
ちなみに私は、銀行やそれらを管轄する大蔵省などとは縁もゆかりもありません。昨今の金融不安については一貫して、金融・行政の関係者に怒りを覚えております。あしからず。(Yamato Atagi)