天知る地知る我知る汝知る―「どんなに隠しても、天と地、そして自分と相手の全員が知っており、悪い行いはいつか必ず露見する」という意味の故事成語です。という中国の格言である。高市早苗事務所をめぐる中傷動画問題で高市内閣は詰んだような気がする。自民党総裁選や衆院選で高市早苗首相の陣営が他候補を中傷する動画を作成して交流サイト(SNS)に投稿したとされる疑惑はまず週刊文春が報じ、しばらくして共同通信も報じた。報道では動画を作ったIT会社の男性も証言している。これに対して高市首相側の発言は二転三転、疑惑は中小動画だけに終わらない。サナエトークンにまで及ぶ。先週のヨーローッパ訪問では内閣広報官が「撮影前、近くの首脳と歓談」写真を掲載。世界に対して恥の上塗りをした。この写真が掲載されなければ、高市が英語ができないことなど批判されなかっただろうが、英語がしゃべれないことに加えてアメリカ議会での経歴詐称という過去の問題もネットでは蒸し返されるようになった。

G7での野党からの追及に「私は寝ていない」「首相としての仕事ができない」などと不満をもたらし、秘書の「陳述書」を出すことで答弁に代えたいと言い出した。書面で答弁に代えられるのなら、議会はいらない。正直に事実関係を認めればすぐに終わることである。