高知市議会9月議会一般質問(伴武澄)
高知市議会9月議会一般質問書
さきがけ高知 伴武澄
2025年9月11日
①事務事業見直しについて
・財政調整基金と減債基金が枯渇して、来年度予算の編成が困難になると説明があり、18億円の調達が必要なのは理解した。そのため、6項目の事務事業見直しを打ち出した。柱の事務事業見直し5億円は現在進行形。使用料・手数料改定は来年度からの話。令和7年度予算減額補正5.5億円と公債費負担減5億円の中身が補正予算として示されていない。来年3月までに実現するのか説明されたい。(財務部長)
・仮に18億円の確保が実現したとして、令和9年度も同じことが求められるのか。もしそうならば、いまから、大胆な事業のスクラップが不可欠だと思うが、どうか。(財務部長、市長)
②住民登録外課税のその後の進展について
・いま、高知市財政は崖っぷちに立たされている。一方で、地方住民税の取りそびれがある。少し努力すれば二桁の億円単位の住民税収入を確保できる。税収増のシミュレーションをし、事業者に協力を求める必要がある。まだどこの自治体もやっていないが、「所得が発生したところでの課税が原則」「本来なら14日以内に転入手続きをしないと5万円以内の過料も定められている」。課税の努力を約束してほしい。(神谷副市長、財務部長)
③街路樹の剪定について
・蒔絵台団地での街路樹剪定があまりに酷いとの投稿がSNSで話題になっている。剪定どころか伐採だとの批判もある。どこの業者に発注したのか。具体的な発注内容について説明してほしい。(都市建設部長)
・みどり課が担当だが、公益財団法人都市整備公社に業者選定を含めて丸投げしているのではないか。なぜ、民間業者に事業を委ねているのか。(都市建設部長)
・剪定の頻度・時期など年間の剪定計画はあるのか。この暑い時期に日陰をなくすのか理由を説明してほしい。(都市建設部長)
・業者の入札状況について説明してほしい。(都市建設部長)
・剪定の年間予算はいくらか。(都市建設部長)
・住宅街での街路樹剪定では住民からの苦情が引き金になっているとよく聞く。剪定に当たって住民から苦情や要望はどうなっているか。そもそも説明はしているのか。(都市建設部長)
・街路樹は緑の少ない都市部に植栽するもの、その事業をを担うみどり課が伐採ばかりしている状況をどう考えるか。(市長)
④とでん桂浜新線構想について
・とさでん交通の市電を桂浜まで延長する構想がある。桟橋車庫前から孕橋、瀬戸、長浜を経由する路線で、沿線住民の足を確保するだけでなく、江ノ電のように電車自体を観光資源にしようというもの。AIアプリ「Gemini」にその是非を聞いてみたところ、「この路面電車延伸構想は、高知県の交通インフラの強化と観光振興を両立させる、非常に野心的かつ実現可能性の高いプランだと感じました。特に、多様な走行形態と絶景を組み合わせた「アトラクション型」の鉄道体験は、国内外の観光客を強く引きつけ、高知を代表する観光コンテンツとなるでしょう。」
・宇都宮LRTは約15キロの延長。1キロの建設費は約40億円。桂浜線は桟橋5丁目から約10キロ。概算で400億円で建設できる。国の補助金が半額なので市の負担は200億円。20年返済で年間10億円の収益が見通せれば何とかなる。夢のある将来への投資も必要だが、市長はどう考えるか。(市長)
・沿線にはいくつもの住宅団地があり、利便性は格段に高まり、地価が上がる可能性もある。(市長)
・高知市が目指す南部の長浜・御畳瀬・浦戸地域の振興にも貢献するはずだが。(市長)
・単なる一市民の発想かもしれないが、話を聞いてみる考えはないか。(市長)
⑤てんこすの運営について
・新京橋プラザの「てんこす」はだれもが土産物屋だと思っている。店舗運営は株式会社まこと。プラザの持ち主は公益財団法人都市整備公社。本来なら営利事業はご法度。プラザが出来たころは中心市街地活性化事業をやっていたが、今は単なるテナント賃貸業。しかも年間590万円と格安。運営がいかにもずさん。説明を求める。(都市建設部長)
