13日、高知市議会6月議会が始まった。個人質問は18日(火)から、僕の順番は初日午後2時から。
以下の4項目に関連して質問する予定です。

  • バス運転手不足について高知市の対策を問う

市民協働部長質問:6月5日、高知市議会のまちづくり調査特別委員会が開かれ、先月、とさでん交通が減便案を打ち出した高知市地域公共交通会議の内容の報告があった。2月にも同会議が開かれ、とさでん交通からバス運転手不足など危機的な窮状を訴えがあったが、議会にはまったく報告がなかった。なぜなのか説明してほしい。危機感が欠如していないか。

市民協働部長質問:子どもの運賃半額の効果は調べているか。

市民協働部長質問:その2月の会議で、とさでん交通労組の白木委員長の話が衝撃的だった。運転手不足について「低賃金と長時間労働」が挙げられ、「全産業との基本給の比較等で言いますと、一般の仕事ですと月31万円ちょっと・・・私どもの労働組合の実態調査でいきますと27万円ぐらい・・・とさでんで言うともっともっと少ない、21万円ちょっとという実態」。この低賃金をどう考えるのか。

市民協働部長質問:広島バスは今年、初任給を大幅アップした。伊予鉄バスも同様、しかも週休3日制度を導入した。他の自治体の賃金動向について把握しているか。

市長質問:この8年の推移でいうと、59人の採用に対して退職者は149人。退職者のうち100人が定年ではなく、自己都合だったというからものすごい。県外のバス会社に引き抜かれたに違いない。とさでんの試算では現在、178人のバス運転手が10年後には65人にまで減少するとしている。今、高知市として対策を打たないと市内のバス路線維持は不可能になるのではないか。

市長質問:三重交通は四日市消防とOBの雇用で約束した。年金プラス賃金という考えだと思う。公務員OBの再雇用について考えはないか。

  • 20億円の春野漁港機能強化のあり方について問う

農林水産部長質問:春野漁港の利用状況を示してほしい。

農林水産部長質問:そもそも工事が始まった「機能強化」の意味を説明してほしい。

農林水産部長質問:ほとんど機能が消滅状態の漁港への機能強化に20億円をかける意味について説明してほしい。

市長質問:基本的には本年度で終了する予定で、桑名市長の責任ではないが、波浪対策とはいえ、費用対効果をもっと考える必要はなかったか。

  • 中心市街地の買い物難民の支援策について問う

商工観光部長質問:中心市街地の活性化が問われて久しい。この10年、何棟が建設され、どれぐらい住民が増えているのか。

商工観光部長質問:問題は中心部からスーパーがどんどん消えていることである。いわゆる買い物難民が増えている。これまで高知市としてどんな対応を取ってきたか。

都市建設部長質問:マンション建設にあたって、一階に商業施設を義務付けることや容積率の緩和などのインセンティブを与えることはできないか。

商工観光部長質問:数年前、はりまや橋商店街にあったUSマートが閉店した。家賃が高すぎて経営難となったとされる。上町五丁目のスーパーは耐震費用が出せないと撤退した。自治体によってはスーパーの維持などに補助をするところもあるが、高知市としての考えは。

市長質問:高知市の場合、中山間地で買い物難民が発生しているのではない。中心部の話。なんらかの対策が不可欠だと思うが、市長の認識を問う。

  • 自由民権150年

教育長質問:教育的観点から子どもたちに自由民権150年を学ばせるアイデアはお持ちでないか。

総務部長質問:土佐山西川にある山嶽社はほとんど、訪れる人もないまま、放置されている。自由民権期に夜学会が始まり、民権派2000人が結集した「巻狩」の地としても歴史に残る。自由民権運動を訪ねる地として復活できないか。