証券経済倶楽部
2008年9月22日

そのむかし、牧歌的時代、金貸しの時代はマネー経済はなかった。
お金が通貨から切り離されて、独自にマネー経済が生まれた。
過去2世紀、経済はクラッシュを繰り返してきた。必ず起きる。
牧歌的時代は天災と病気、戦争が原因だった。
主にインフレ、通貨膨張で起きた。生産と消費のアンバランスからも起きた。
実体経済に追いつくとマネーも健全性を取り戻した。
大恐慌では戦争が経済を救った側面がある。
1980年代以降、この分野が急速に拡大した。
① マネーの規模が拡大→経済のグルーバル化とBRICSの参加
② 金融工学の発展 素人にマネーがみえなくなった。デリバティブが最たるもの。
③ コンピューター技術も加味してマネーの流通量も拡大。

・ クラッシュのインターバルの長期化
・ 複雑化、高度化

日本の経済破綻
本当の規模は分からぬままに終わった。100兆円を超えるといわれた。
アメリカの場合 サブプライムが500兆円ともいわれている。

救済策
日本は98年に30兆円を準備した。
17兆円が預金保護、13兆円が銀行の自己資本増強に当てられた。
アメリカ、7000億ドル。75兆円。不良債権買い取り、2年間、入札方式

今後起こること。
貸し渋り、金利上昇
日本は超低利金利を続け、まだ続いている。これで銀行が生き返ったが、経済がおかしくなった。
国債の大量発行。→ 低金利との綱引きが起こる。
 日本は92-95年に66兆円 98年から99年に60兆円プラス30兆円
 日本は国内資金で賄えたが、そもそもアメリカ国債は国際的に流通している。低金利を共用できるか難しい。