高知市12月市議会が5日、始まった。小生は11日午後1時から一般質問を行います。以下が質問の概略です。

県の消防広域化基本構想案への対応

Q:高知県はこのほど、高知県消防広域化基本構想骨子案を発表した。その目的と内容について説明してほしい。(消防局長)
Q:骨子案では今後、有識者会議である「あり方検討委員会」を開催して基本計画を策定する段取りとなっているが、実はこの骨子案に新たな組織図まで掲載されている。あり方検討委員会は何を議論するのか(消防局長)
Q:そもそも総務省消防局から出て来た構想。全国的な議論はどうなっているか。(消防局長)
Q: 基本構想では、広域連合委員会(委員長、副委員長、委員)その下の県消防には消防長、次長がいて、総務課、警防課、救急課、予防課、指令センター、消防学校を設けることになっている。県消防のほかには選挙で選ぶ広域連合議会を設置し、事務局、監査委員、選挙管理委員会、公平委員会なるものも設置する。現在ある20の消防署は5つの方面消防本部の下にぶらさがる。屋上屋を重ねるようなもの、逆にコスト増にならないか。(消防局長)
Q: 総務省は人口減少が進む中で、各消防本部の維持が困難になるため、「広域化」によってサービスを維持しようと考えているようだが、平成の市町村大合併やJAの組織統合など、大規模化によって市民や農家へのきめ細かいサービスが低下したという経緯もある。どう考えるか。(消防局長)
Q:この骨子案をみてどう考えたか。(市長)
Q:全市町村議会の承認を得なければ成立しないことになっている。そんなことが可能でしょうか。(市長)
Q:日本の地方自治は、地域あってのものであるはずだ。高知市は今年から土佐市と共同で指令センターを運営するなど消防の地域連携はすでに始まっている。必要に応じて地域の消防署が互いに連携すれば、コストも安いはずだ。この巨大な頭でっかちな組織の運営費はだれが負担するのか。地域の消防を担っている消防団はどうなるのか。現時点で高知県に消防のノウハウは全くない。まったく分からない。構想では4年後に広域連合高知県消防局の発足を目指しているが、議論の余地はない。まず高知市議会から巨大消防組織に反対していきたい。すべての市町村議会が賛成するはずもない。無駄な時間と労力を費やすのはやめようではないか。どうでしょう。(市長)

機構改革の意図について
Q:機構改革の目的について聞きたい。(市長)
Q:まず行革を推進しなければならない時代に部が二つ、課が一つ増える。逆行ではないか。(市長)
Q:報道によると、農林水産部を商工部に統合する考えだったそうだが、本当か。(市長)
Q:政策企画部は政策推進室を拡充したものと考える。交通戦略課を統合しているが、室のままでどうしていけないのか。
Q:文化観光スポーツ部というのが分からない。文化関連の課が総務部にあることは不自然さを感じていたが、文化やスポーツは元々、教育委員会にあった。それが観光とひとくくりにされると金儲け主義的に聞こえるのではないか。(市長)
Q:市の行政は本来、市民のためにあるはず、今回の機構改革にはそんな大義がうかがえない。市長はスクラップ・アンド・ビルドを公約としてきた。無駄を省き、新しい施策につぎ込むことは大賛成だが、まだスクラップの部分が見えない。考え方を聞きたい。(市長)

高知市の教育で目指すもの
Q:就任要請に当たって、市長から要望事項はあったか。(教育長)
Q:それに教育長はどう答えたのか。(教育長)
Q:教育長自身、現場での経験が長く、高知学園でもリーダーシップを取られた。トップになられて、これからどのような教育行政を目指したいのか基本姿勢を問いたい。(教育長)
Q:これまでの現場体験で困難や喜びがあったと思う。それぞれ一つずつエピソードを紹介してほしい。
Q:不登校問題について、その原因を改善策についての考えを聞かせてほしい。(教育長)
Q:プール死亡事故が起きた時はまだ、教育長ではなかった。どんな思いで報道に接したのか。(教育長)
Q:遺族の会われたと思う。どんな会話をしたのか、差し支えない範囲で教えてほしい。(教育長)

高知市津波SOSアプリの有効性にいついて
Q:津波SOSアプリの仕組みについて説明してほしい。(防災対策部長)
Q:携帯基地局が機能せず、携帯電話が不通になった時、スマホのブルーツース機能でリレーするのはわかったが、安心センターの本部まで相当数の人がアプリをオン状態になっていないと機能しない。災害に直面して右往左往している時、そんなことが可能なのか。(防砂対策部長)
Q:ブルーツースをオンにしていると電池の消耗が激しいとの指摘もある。標準的なスマホで何時間持つのか。(防災対策部長)
Q:災害時にすべてのスマホがフル充電状態にあるなど想定できない。確かにアイデアとしては悪くないが、机上の空論ではないのか。(防災対策部長)
Q:導入して5年、アプリのダウンロードは2万弱と聞く、実用上これで足りるのか。どれくらいの人がブルーツースをオン状態にしていれば、機能するのか。(防災対策部長)
Q:これまでどれほどのコストをかけて来たのか。(防災対策部長)
Q:コストと効果の観点から、このアプリを続けるかどうか検証する時期に来ていると思うが、どうか。(市長)