市民クラブを離脱した理由
高知市議会内の会派、市民クラブを離脱し、11月11日、「さきがけ高知」という会派を結成しました。正確に言うと10月31日に「いっしょにやれない」という理由で市民クラブから除名されました。自分で辞めたわけではありません。総務常任委員会の視察旅行と中国政府からの招待視察旅行の日程が重なり、自分としては中国旅行を優先し、総務委員会の視察旅行の欠席を申し出たことがきっかけです。市民クラブの認識は「視察旅行も公務」でした。小生は「会議への出席は当然ながら公務だが、委員会規則には視察旅行の規定がない」という思いがあります。議論は平行線をたどったままです。「委員長に提出しつた欠席届も受理されないままです。「市議の行動があまりに規則にがんじがらめ」という思いもあり、もう少し自由でありたいと思っています。
「さきがけ高知」はまだ一人です。市議会には会派の代表による「代表者会」があります。あくまで非公式の会合ですが、実質的に議会の運営を支配しています。三人以上のメンバーがいない会派は会合に参加できないことになっており、スケジュールなど情報が入りにくくなるデメリットがありますが、会派の約束事に制約されない行動の自由が生まれます。
会派を結成した夜、夢を見ました。気が付いたら5人の仲間が出来ていたという夢でした。そうだ。一人での旅立ちだが、今後、賛同者も現れる可能性に気付いたのです。総選挙での自民自壊、米大統領選でのトランプ帰り咲きによって内外の政治情勢はまさに混沌。ヨーロッパでもこの一年、与野党の逆転が相次いでいます。中国での6日間に感じたことは情報管理など締め付けが大幅に強化されていることでした。中国国民はいつまでも我慢できないかもしれない。どこかで暴発するう可能性も感じました。世界は大きな転換期を迎えているというのがこの10日間の印象です。そのような時代を背景に「さきがけ高知」の会派結成はそれなりに意味のあることではないかと考え始めています。