6日朝、BSNHKで、アメリカ大統領選挙後のニューヨーク市民にインタビューをしていた。その中である女性が「われわれの国はununited statesだ」と答えていたのが印象的だった。3日の投票後の開票作業は4日夜からほとんど止まっている。4日未明に作業員を帰宅させた開票場もあったというから日本の常識とはかけ離れている。日本で見る5日夕刊も6日朝刊もトランプとバイデンの選挙人獲得数は変わっていないから不思議だ。どう考えても「淡々と開票作業」が行われているとは思えない状況が続いている。

4日午後の報道を見ていて、「こりゃトランプの圧勝だ」と感じさせていたが、夜になってバイデン票がどんどん増えていき、接戦の状況になり、開票が膠着状況に陥った。その間にトランプ陣営が一部の州で、投票の再集計や開票作業を止めるよう要求し、ある意味予想通りの展開となってきた。

多くの識者が指摘して来たのはトランプ劣勢の場合の混乱である。場合によっては訴訟どころか暴動が起きる可能性も出てきた。まさにアメリカの分断が起きるかもしれない。

今夜、夜学会が始まるころにはバイデン勝利が確実になるかもしれない。トランプ時代を終わらせ欲しいと考えている人は少なくないはずだが、それによってアメリカの分断が深まるのだったら好ましいはずはない。アメリカが「非合衆国」に陥るのかどうか、世界は固唾をのんで見守っている。

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