ホワイトハウスに入るのは誰?

アメリカ合衆国の大統領選が迫っている。バイデンに猛追するトランプが逃げ切るのか、僕たちの明日がその結果によって大きく左右されることは間違いない。世界の目が集まっている。

11月3日が投票日。建国以来、11月の「第一月曜日の次の日」と決まっている。10月末の収穫祭を終えてから投票することになり、日曜日は教会へ行く日。投票所へ行くのに翌日になることを踏まえて「月曜日の次の日」という表現になった。ここらがややこしい。この日は連邦上下院、州上下院、住民投票などの投票も行われるから、有権者は多くのチェックリストに選択のチェックを入れなければならない。

有権者は大統領候補に直接投票するのではなく、各州で定められた「選挙人団」に投票する。選挙人団の数は各州、上院の2人と下院議員数の合せた数。全米で535人である。一番多いのはカリフォルニア州の55人。少ないのはワシントンDCなどの3人。DCは州でないので上院枠がないが特例として3人となっている。メイン州とネブラスカ州以外は勝者総取りとなる。

勝者(当選した選挙人団)は12月の「12月の第2水曜日の後の最初の月曜日」に州ごとに選挙人集会を開いて大統領候補と副大統領候補への投票をそれぞれ行う。新議員が就任した直後の1月6日頃に連邦議会両院合同会議を開いてその場で選挙人票を集計させ、最終的に当選者を認証する。手続き的にいえば、アメリカの大統領は3段階を経て「確定」することになっている。

2000年の選挙でフロリダ州の集計が翌年1月にもつれ込み、最終的にゴアが「敗北宣言」をしてことでブッシュが「勝利宣言」し、「当選確定」したように、事実上の「当落」は候補者の「宣言」に委ねられている点が不思議だ。

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