9月13日(金)の夜学会。

日時:13日午後7時から

場所:Water Base(はりまや橋商店街東詰)

講師:伴武澄

世界的重機メーカー―、コマツの創業者である竹内明太郎と早稲田大学創設者の小野梓はともに高知県宿毛市の出身。明太郎は吉田茂の兄、日本の機械工業の先駆けの一人であったが、高知工業学校をつくり、早稲田大学の理工学部設立に貢献するなど人材の育成に力を入れたことが後世になって明らかになった。小野梓の早稲田大学の前身、東京専門学校がユニークだったのは帝国大学が英語で授業を行っていたのに対して日本語による最初の高等教育機関としてスタートしたことだった。人材育成のために出版業も始め、後に日本発の辞書と発行した冨山房に発展した。33歳で夭折したが、明治期の教育文化に特筆される業績を残した。なぜか高知県西部の果ての宿毛には多くの人材を輩出した。その「なぜ」を議論したい。