1月19日(金)の夜学会のテーマは「グラミン銀行とユヌスさん」です。場所ははりまや橋商店街時間は午後7時からです。

ユヌスさんとの出会いは賀川豊彦献身100年の神戸でのシンポジウムだった。ノーベル平和賞を授賞したばかりで、自伝の日本語訳も出版されていた。シンポジウム出席の条件は学生達との時間をつくることだった。忙しいスケジュールの中、ロンドンから関空に入り、3日後に北京に旅立った。グラミン銀行は貧困から脱出するするために村の女性に少額のお金を貸すことから始まった。生活資金ではなく、鶏を飼って卵を売ったり、糸を購入して織物をつくって売るための資金だった。もちろん無担保であるが、村の中で信頼できる5人のグループをつくることが条件だった。この助け合いの金融システムは先進諸国にも広がっている。日本でもかつて村を中心に講などというものがあったが、今の時代ユヌスさんのやり方を真似てもいいのではないかと考えている。