2月25日、国際平和協会と世界連邦高知支部の共催で開催された講演会「絆つなぐ一杯の珈琲-学生たちの震災支援」で講演した麗澤大学(千葉県)4年生の関口和宏さん、大橋惇一さんの話が高知新聞夕刊の「ぴーぷる」で紹介された。高知デビューである。
 被災者の心に寄り添う 仮設住宅でカフェ運営 関口和宏、大橋惇一さん
 【高知新聞3月1日夕刊】
 ★宮城県の仮設住宅で「学生カフェ」を運営している麗澤大学(千葉県)4年生の関口和宏さん、大橋惇一さんが来高し、学生の手による支援について市民に語った。
 大震災発生から間もなく、仮設住宅で孤独死や自殺が起きていることを知った関口さんらは『何かできることはないか」と模索。取り合えず、募金活動を始めた後、「細く長く心に寄り添う」ことのできる場所づくりを目指したという。
 海外で子どもらの救援活動をしている人らの助言を受け、昨夏、募金で集まった約120万円の浄財を元に宮城県山元町の仮設住宅内にカ フェを開設。現在、約30人が交代で月1~回出向き、お年寄りの話し相手になったり、小学校とかけっこしたり絵を描いたりしながら交流している。
 「一見、元気な女の子がジュースを飲みながら、ふと、亡くなった友達のことを話し始める。仕事や生活費を心配する大人と違い、子どもの悩みはもっと感情的」と関口さん。
 どう接していいのか。分からなくなることもある。と正直だが、人間同士のつながりの中で、必ず、「心を癒すことができる」と信じているという。(山崎彩加)