メガソーラーの建設費が原発と同じなのはなぜ?
今日の日本経済新聞のトップは「国内最大メガソーラー、愛知に 三井化学・東芝・三井物産」。5万キロワットの発電能力を持つメガソーラーの投資額は200億円。1kwあたり80万円と高め。
しかし100万kwとされる一般的な原発の建設費は実は4000億円といわれている。今回のメガソーラー発電所を20個つくると100万kwになるから、100万kwの太陽電池発電所の建設費は4000億円となる。
原発の発電コストが1kw時あたり5.9円で、太陽光が40円以上。太陽光は6倍以上も割高といわれているのに、建設費から逆算すると原発も太陽光も建設費が変わらないというのはどういうことなのか。
しかも原発がウランという燃料が必要なのに比べて、太陽光は燃料費はかからない。これに政府が支出している電 源3法交付金総額9152億8300万円、自治体が徴収している道県の核燃料税6749億6820万円と原発に伴う市町村税8920億1299万円の合 計2兆5000億円のコストがかかっている。
以下、電力会社が公表している原発の建設費を列挙する。
運転開始 1971年 福島第1発電所1号基( 46万Kw) 390億円
1974年 福島第1発電所2号基( 78万Kw) 560億円
1979年 福島第1発電所6号基(110万Kw) 1750億円
1982年 福島第2発電所1号基(110万Kw) 3560億円