47ニュースを徘徊していて「おやっ」と思わせることがたびたびある。きょうは「バッタリー村」だった。岩手日報に「バッタリー村に学べ 小坂さん、東大中退し研修」という記事を見つけた。
 なんだろうと思ってネットで検索するとあった。木藤古徳一郎さんが生まれ故郷に戻って”創設した村”で、バッタリーは沢の水を利用してアワやヒエを脱穀・製粉する機械のこと。一度は消えてしまった「バッタン」という音が木藤古さんのおかげで復活した。
 復活したのは音だけではない。昔の山の生活が復活し、都会からの人の流れも復活し、東大生までもがやってきたというお話である。
 村には萱葺きの「生き生き創造館」「炭焼き研究所」「たくきり庵」「ものづくり体験夢工房」「ポニー牧場」などがあり、人々が泊りがけで自然を体験できるようになっている。見て来たわけではないが、いつか行ってみたい気にさせる空間である。(紫竹庵人)

 バッタリー村に学べ 小坂さん、東大中退し研修 【岩手日報】