執筆者:伴 武澄【萬晩報主宰】

2夏休みに、フィリピンのセブ島の近くのカオハガン島を買って移り住んだ崎山克彦氏の著書「何もなくて豊かな島」を8年ぶりに読み直した。

島には300人ほどの住民がいる。村長もいる。日本経済がバブルにまみれていたころ、海と空と風をみつめる生活に切り替えた崎山さんがうらやましかった。

島の所有者と村長とはどちらがエライのか。そんな興味もあった。どちらも偉くない。崎山さんも村長もともに島の住民なのだ。助け合って生きるしかない島の生活を描いた心が豊かになる一冊の本である。

読み終わって満ち足りた気分でいた。まさかと思いながらインターネットで「カオハバン」を検索してみたら、島を訪れた日本人の体験談が続々、出てきた。崎山さんのサイトもあった。

崎山さんはその後、カオハガンでの生活を題材に何冊も本を書いていることを知った。また、崎山さんのサイトでは「南の島のジュディス」という連載コラムがあることも知った。

ジュディスという女の子が成長し、ハイスクールにまでいく日々が淡々と描かれている。感想は書かない方がいい。ただこのサイトを紹介したい。

心が動かされるサイトである。

第1回 島の小学校が台風で崩壊してしまった

http://www.kentei.co.jp/jast/southern/episode1.html

第2回 離島の教育をなんとか良くしたい

http://www.kentei.co.jp/jast/southern/episode2.html

第3回 ジュディスの留学について

http://www.kentei.co.jp/jast/southern/episode3.html

第4回 島の小学校が一変した

http://www.kentei.co.jp/jast/southern/episode4.html

第5回 ジュディスが留学を志望する理由

http://www.kentei.co.jp/jast/southern/episode5.html

第6回 奨学金をもらって、ハイスクールにいって、頑張った

http://www.kentei.co.jp/jast/southern/episode6.html

第7回 ジュディスの家は十一人の大家族

http://www.kentei.co.jp/jast/southern/index.html