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melma居酒屋対談:ジャーナリストたちのメルマガあれこれ
2002年08月28日
萬晩報主宰 伴 武澄
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2002-8-28
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05: 居酒屋対談・ジャーナリストたちのメルマガあれこれ 前編
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こんにちは、ゆみ&ゆっちです。皆さん、いかがお過ごしですか?今回は、スペシャル版としてメルマガ発行者でもある、ジャーナリストさんらに渋谷の居酒屋に集っていただき、気ままにお話ししていただきました。
伴:伴武澄さん(共同通信社)
「萬晩報-お江戸のデスク日記」 http://melma.com/mag/22/m00000322/
田:田中宇さん(国際ジャーナリスト)
「田中宇の国際ニュース解説」 http://melma.com/mag/12/m00001712/
■通信社は必要なくなると思ったことも
― 発行のきっかけは?
田:記事の更新が不定期だから、サイトに来てもらうのは大変でしょう。じゃあ
こちらからメールで配信するのがいいんじゃないかと思って・・・だから、
最初は知り合いに配信してたんだよね。25人とか。
伴:どうやって読者2千人とかになっちゃったわけ?
田:それはね、Yahoo!からリンクしてもらったから。Yahoo!で2千人までいった のかな。
伴:それいつ?
田:96年。その頃まだ国際ニュースとかいわゆるニュースの個人サイトは全
然なかった。
伴:僕がメールマガジンを始めたのはデスクになって現場を離れて書く機会
がなくなってしまってからかな・・・あるとき、四国新聞の論説委員の
コラムに僕が「面白くない」って文句を言ったの。そしたら「お前、毎日
書くのは大変なんだ。お前できないだろ」と言われて(笑)。俺だって
書いてやるって言って98年1月9日から書き始めました。
田:当時はNetscapeのメーラーで送ってましたよ。でも、サーバが大量配信
に対応してなくて、読者数が1万2千人くらいのときにメルマガ発行スタ
ンドに移ったんです。
― 読者の反応は?
伴:以前は、3千部配信で、1日に60通とか反響が来てました。当時は発信
している人も少なかったですから。部数が少ないと仲間内意識が芽生
えて反響が多くなるんです。当時は珍しかったから、丹念に読んでくれ
たんですよ。
だから、まじめに読んでくれてまじめにメールを返してくれた。僕が書い
てるよりも長い論文がきたりすることも1本や2本じゃなくて――
田:(笑)
伴:反響の内容があまりにもいいんですよ。新聞記者やって思うんですけ
ど、新聞記者より実務を担当している人のほうが詳しいに決まってる
んですよ。
僕たちは役人とか企業家に聞いて文字にするんだけど、それぞれの国
の制度や新しい動きをひとたび彼らが発信したら、もう通信社は成り立
たなくなるんじゃないかと、当時は思いました。
仕事を忘れてほろ酔い気分のゆみ&ゆっち。 q(^ー^q) (p^ー^)p
この後、トークはますます盛り上がります。 (次週につづく)
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●編集後記 お便りは yumi@mfactory.jp
なんだかあまり夏らしいことをしないうちに、夏は過ぎ去っていきました。8月も
もう終わりです。寂しいなあ・・・。でも、正直私は夏が苦手なので、涼しくなっ
てくれるのは嬉しいです。問題は、泳ぎにも行けなかった。花火も見に行けなかっ
たという事実なのです。全然遊びに行ってないよー!
(ゆみ)
あなたの寒いギャグを募集! ahaha@gochi.jp
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2002-9-4
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05: 居酒屋対談・ジャーナリストたちのメルマガあれこれ 後編
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■部数が多いのはいいこと?
田:僕は、あんまり反響来ないの。誰も知らない国のことを書いてるから
かな。
伴:僕の場合は、読者が3,000人くらいのときには仲間的意識が結構あり
ましたね。そこから議論が広がっていったりしていました。
田:前はインターネットはビジネスじゃなくて、和気あいあいとした小さい
コミュニティだった。たぶん3,000人くらいが、一番うまくいくんだと思うけど。
それが、ビジネスになると、人数が多いほうがお金になる。たとえば
発行部数ベスト10に入るとか、何十万部になるとか。部数の多いほう
がいいと評価されるようになると、仲間的意識がなくなるんじゃないかな。
■マガジン数があまりに多いですよね
伴:今後みんな常時接続になって、自分のパソコンをサーバ化できるように
なって自分から発信できるようになりますよね。そうするとメルマガ発行
スタンドの存在が薄れてゆくことも考えられるのではないですか?
田:いや、メルマガスタンドはなくならない。メルマガを取りたい人は発行
スタンドを見に行くんだもん。それは、Yahoo!を見に行っているのと一緒
で。
伴:でも、当時はメールマガジンを探して、melma!から送られてくる新着情報
をチェックしてた。でも、今は数があまりに多いですよね。
田:なんで薄れていったかっていうとね、メールマガジンの数は多いけど、
中身のないメールマガジンもたくさん出来ちゃったからじゃないかな。
僕がいつも思うのは、だんだんね、インターネットはビジネスじゃなくな
ると。インターネットでビジネスをやっていけると思っていた人が全員幻
滅して、全員インターネット業界から去っていった次の日から、ただただ
発信したい、ただただ読みたい、それだけの人が残って、そこには何万
ものガラクタサイトとか発行されてないメルマガの残骸だとかが積み上が
ってんだけど、その中から何か・・・廃墟の中から出てくる物があるん
じゃないかと思っているんですよ。
> ■書籍サイン本プレゼント
田中さんの「米中論」、「仕組まれた9.11」、そして伴さんの「萬晩報」を抽選で各1名様、合計3名様にプレゼントいたします。〒・住所・氏名・希望の書籍をご記入の上
melmanews@mfactory.jp サイン本係まで。9月11日〆です。
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●編集後記 お便りは yumi@mfactory.jp
8/30、メルマガ発行者3名様をお招きして座談会をやりました〜。うふふ〜。あ、 田中さんたちの座談会とはまた別口です。座談会の記事は後日改めて掲載しますが webでは結構有名な方たちですヨ。緊張したり興奮したりして、大変でしたがお話 がとっても楽しくて!メルマガを読んだりメールで感想のやり取りをしたりももち ろん楽しいけれど、こうして直接お会いするのとまた感動もひとしおですね!
(ゆみ)
あなたの寒いギャグを募集! ahaha@gochi.jp
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