2月28日(金)の夜学会は開校します。
テーマ:「高知が誇る知行一致、山崎圭次」
講師:伴武澄
時間:午後7時から
場所:WaterBase

1971年、昭和46年、戦後、一早くオートバイメーカーとして名乗りを挙げたのが高知市の山崎圭次。その後、山崎技研を立ち上げ工作機械会社に発展したが、紙パルプ会社が垂れ流す廃液に業を煮やし、夜陰に乗じて西日本パルプの高知工場にコンクリートミキサーで乗り込み排水溝に生コンを流し込んだ。「浦戸湾を守る会」会長として会社に抗議、行政にも訴えたが事態は改善せず、やむに已まれない行動だった。もちろん逮捕を覚悟の上だったが、正義のために行動に出た山崎社長に世論は喝采を送った。
山崎社長の直接行動によって、紙パルプ工場は閉鎖され、江ノ口川の汚染は大きく改善した。たまたま、先週末、元参議院議員の平野貞夫さんの講演で、土佐南学についての話があり、山崎社長の行動こそが究極の知行一致ではないかと考えるようになった。ジァーナリズムまで権力に忖度する時代に山崎圭次という人物を今一度思い起こしたい。