2001年03月18日
青空に雲が湧く
そして動き、流れる
昭和十五年の秋を思う
少年の曰 草の上に寝ころんで
行く雲を眺めるのが私は好きだった
そして今もその少年の心を
私はそのまま持ち続けている
坂の上の雲とはこのことか
昭和四九・一・一三 正一
( 古いノートより )
昭和五九年十月一日、久子の日記に記してあったもの
今月の始め写経に通ずる心境で妻が私に書いてくれた“励まし文書”である。
昭和四九・一・一三 正一 ( 古いノートより )とあるのは、拙著「ボランティアスピリット」の中で私が「一つの幸福論」を書いたのと同じ時期、協力隊に私がのめり込んでいた時代の作で、妻がさり気なく私のメモを整理していて、偶然に見つけたものである。
前回のコラム「自分ひとりの納得」と併せ読んで頂けたら“有り難い幸せ”である。
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